経済産業省は、サプライチェーン全体の安全性を確保する
更新日: 2025年12月18日
Zelleは、個人が米国の銀行口座間で即座に資金をやり取りできる人気のピアツーピア (P2P) 決済サービスです。*利用には米国内の住所が必要です。 友人や家族と折半した代金を精算するためにすばやく簡単に金銭をやり取りするのには便利ですが、赤の他人との取引には向いていません。 ユーザーを騙して不正な資金のやり取りに巻き込むために詐欺師がZelleを悪用するケースが多発しているためです。 Zelleでの詐欺取引で資金がやり取りされると、その取引を元に戻すのはほぼ不可能です。
以下では、知らない取引相手からZelle経由で代金を受領するリスク、予期しない支払いを受け取った場合の対処法、Zelleを使用する際の資金の保護方法についてご紹介します。
Zelleで知らない取引相手から代金を受領するリスク
Zelleは、プラットフォームで資金をやり取りする相手を面識のある人物のみに限定するよう強く推奨しています。 取引のほとんどが即時に実行され取り消し不可能であるため、Zelleは、詐欺師が偽の支払いや不正な要求を通じて無防備なユーザーを罠にかけるのに格好の手段となっています。 被害に遭わないための最善策は、オンラインで品物を売却する際や知らない取引相手とやり取りする際にZelleでの支払いを一切受け付けないことです。 知らない取引相手からの代金をZelleで受領する際の主なリスクは次のとおりです。
- 盗まれたカード情報や銀行口座情報の使用: 購入者が使用するカード情報や銀行口座情報は盗まれたものである場合があります。 Zelle経由で正当に思われる支払いを受け取り、購入品を発送した後で、不正取引だと判明しても後の祭りです。 不正に気付いた銀行が取引を取り消すと、受け取った資金は結果的に口座から引き出されます。
- 過払いを虚偽に主張: Zelleを悪用する詐欺師が「誤って」過払いしたと主張し、超過分の返金を求める場合があります。 これは典型的な詐欺の手口であり、返金した額が戻ってくることはありません。
- 支払い確認メッセージの偽装: 詐欺師の中には、支払い済みであると売り手を信じ込ませるために、Zelleの確認メールを偽装して信憑性を持たせる者もいます。 こうしたメッセージに反応すると、支払いが実際には行われなかったと気付く前に、金銭を奪われたり情報を共有したりしてしまう可能性があります。
- Zelleアカウントの侵害: 知らない取引相手と個人情報や金融情報を共有すると、個人情報が盗まれたりZelleアカウントに不正アクセスされたりする恐れがあります。 詐欺師はログイン認証情報を入手するためやユーザーを騙して偽取引を認証させるためにソーシャルエンジニアリング手法を用いる可能性があります。
知らない取引相手からの代金をZelleで受領した場合の対処法
突然、知らない相手がZelleを使って送金してきた場合、正当性を確認するまで、送金額の使用や返金は控えてください。 運が良いと思えるかもしれませんが、こうしたZelleでの支払いは大規模な詐欺の一部であることがよくあります。 知らない取引相手から代金を受領した場合は、以下のように対処します。
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- 返金しない: 詐欺師は送金後に、返金を求めることがありますが、 当初の送金に盗まれたカードや侵害されたZelleアカウントが使用された場合、銀行は送金取引を取り消し、送金額を受領者の口座から引き落とします。
- Zelleの取引の詳細を確認する: Zelleアカウントで支払いが実際に決済されたかどうか (保留中または取り消されていないかどうか)、送金元を確認し、 不審な点がある場合は、直ちにやり取りを中止します。
- Zelleのサポートに問い合わせる: 受領額を返金したり使用したりする前に、Zelleに問い合わせます。 状況を説明し、詐欺の可能性があるという疑いを伝えます。 Zelleが送金の取り消しを代行可能な場合は、自分で返金するリスクを避けることができます。
- 銀行に経緯を報告する: 金融機関は予期しない送金受領の報告を受けると、その取引の正当性を確認し、追加調査を行います。また潜在的な詐欺の防止手順について利用者に助言します。
Zelleを安全に使用する方法
Zelleは金銭のやり取りを簡素化する便利なサービスですが、セキュリティ上のリスクを多数伴います。 Zelleでの支払いのほとんどは、取り消しも異議申し立てもできないため、安全に使い続けるには、資金の保護策を事前に講じる必要があります。 そこで、Zelleを安全に使用する方法と詐欺被害に遭うリスクの軽減方法を以下に紹介します。
金銭のやり取りは信頼関係のある相手のみに限定する
Zelleには支払い保護機能がないため、間違った相手や詐欺師に送金した場合、返金されない可能性が高くなります。 そのため、特にオンラインで売買した品物の代金を知らない取引相手から受け取る場合は、Zelleは使用しない方が無難です。 詐欺師はこの状況を利用して、返金するよう被害者を言いくるめたり、個人情報を騙し取って詐欺やなりすましに悪用したりします。
Zelleアカウントと銀行口座で強力な専用パスワードを使用する
Zelleの専用アプリの廃止後は、サービスへのアクセス経路が銀行のモバイルアプリやオンラインポータルのみになったため、銀行口座のログイン認証情報の強度がZelleでの活動のセキュリティを直接左右するようになっています。 そのため、銀行口座には16文字以上の大文字と小文字、数字、記号を組み合わせた、強力な専用パスワードを使用するようにしましょう。 Keeper®などのパスワードマネージャーは、パスワードの安全な生成、保管、自動入力機能を備えており、すべての金融機関の口座の保護を簡素化するため、利用することをお勧めします。
可能な場合は多要素認証 (MFA) を有効にする
強力なパスワードに加えて、多要素認証 (MFA) を使用すると、アカウントのセキュリティをさらに強化できます。 MFAでは認証アプリや生体認証などの追加の認証要素を使って本人確認を行う必要があります。 この仕組みにより、パスワードが他人の手に渡った場合でも、MFAを有効にしていれば、Zelleのアカウントや金融機関の口座に他人がアクセスするのははるかに難しくなります。
KeeperでZelleアカウントを保護する
Zelleは便利なサービスですが、利用相手は信頼のおける知人のみに限定し、不審な支払い要求には反応せず、アカウントの保護策を事前に講じる必要があります。 Zelleアカウントを簡単に保護する方法の1つとして、Keeperなどのパスワードマネージャーの使用が挙げられます。30日間の無料トライアルを今すぐ開始して、Zelleパスワードを保管・管理しましょう。強力な専用パスワードで、詐欺師からアカウントを保護できます。
よくある質問
How can you tell if someone is scamming you on Zelle?
次のような場合、Zelleでやり取りしている相手は詐欺師の可能性があります。
– 誰かが「誤って」送金し、返金を要求している
– 支払いが金融機関の口座に反映されない
– 知らない人から送金の依頼があった
不審な点がある場合は、相手への送金や個人情報の共有は避けましょう。 代わりに、銀行を通じて直接取引を確認し、Zelleのサポートに不審な活動を報告してください。
Is it safe to accept Zelle payments on Facebook Marketplace?
いいえ。Facebook Marketplaceでの代金をZelleで受領するのは安全ではありません。 Zelleの目的は信頼し合うユーザー間の金銭のやり取りにあり、オンラインで売買される品物の決済は対象としていません。Facebook上の詐欺師は多くの場合、Zelleの支払い確認メッセージを偽装したり、連絡に侵害されたアカウントを利用したりして、代金を実際に受領しなくても品物を送付するように相手を誘導します。 相手が支払手段としてZelleに固執する場合は警戒を怠らず、PayPalのような買い手と売り手の保護策を用意している支払い方法のみを使用するようにしましょう。
Can buyers reverse Zelle payments?
いいえ、Zelleでの購入者は、代金の送金と着金の完了後は、送金を取り消せません。 送金がほぼ瞬時に行われるため、面識のある信頼のおける相手との取引に適しています。 送金取り消しの可能性があるのは、送金手続きが未完了であるか、送金元の取引銀行が不正に気付いた場合のみです。 Zelleでの支払いは、一度決済されると取り戻すことはほぼ不可能なので、送金相手を必ず確認することが不可欠です。