総務省は「地方公共団体における情報セキュリティポリシ
デビットカードとクレジットカードは、どちらも簡単な支払い方法として利用できますが、クレジットカードの方が優れた詐欺防止機能を備えているため、オンラインでの利用には安全性が高いものになります。クレジットカード詐欺は、支払いに利用するカード情報を盗み出すセキュリティ侵害あるいはサイバー攻撃を介して、簡単に起こり得ます。最も安全な支払い方法を使用して、クレジットカードやデビットカードなどのオンライン上の詐欺から身を守ることがとても重要です。
ここでは、デビットカードとクレジットカードの違い、クレジットカード詐欺について、オンラインで使うべきカードについて詳しく説明します。
デビットカードとは?
デビットカードは、ユーザーの当座預金口座からお金を引き出して、購入や現金の引き出しを行う支払いカードです。デビットカードは当座預金口座に直接紐づけられているため、カードで利用できる金額は口座の残高によって決まります。デビットカードは口座にあるお金に直接アクセスするため、現金を持ち歩く必要性が減ります。また、デビットカードはPIN番号(4桁の暗証番号)で保護されていますが、毎回のショッピングの度に聞かれる訳ではないので注意が必要です。
クレジットカードとは?
クレジットカードは、紐づけられた当座預金口座のお金を利用するのではなく、金融機関からお金を一時的に借りることでユーザーは購入が可能になり、後から返済するものです。デビットカードとは異なり、クレジットカードは金融機関から借りたお金を返済しない場合は債務に対する利子が発生する可能性があります。クレジットカードは詐欺防止機能を備えており、消費者が自分のクレジットカードに対する不正な請求に異議を唱えることができます。
クレジットカード詐欺とは?
クレジットカードの詐欺とは、第三者がクレジットカードやデビットカードにアクセスし、本人の許可なくカードを利用して購入を行うことです。サイバー犯罪者は、実際のカードを盗んだり、ユーザーを騙してカード番号や有効期限などのカードに関する詳細を漏洩させることで、ユーザーの支払いカードの情報を手に入れることができます。サイバー犯罪者が支払いカードにアクセスできるようになると、ユーザーのお金の盗難や、クレジットカードに悪影響を及ぼしてしまうような購入が可能になります。
サイバー犯罪者はクレジットカードを悪用して高額の商品を購入することがあるため、被害者が債務を負う羽目になり、信用に傷がつくことがあります。このことで被害額が高額になったり、今後ローンを組む際に審査が通りづらくなったりする場合があります。
サイバー犯罪者が盗む情報量に応じて、クレジットカード詐欺は個人情報の盗難につながる可能性があり、サイバー犯罪者が被害者の名前で犯罪を犯し、被害者に犯罪歴を残す可能性があります。
定期的に自分のカード明細をよく確認し、身に覚えのない購入がないかをチェックすることが重要です。また、オンラインの金融口座を保護し、サイバー犯罪者がアカウント乗っ取り攻撃を実行するのを防ぐ必要もあります。最も重要なのは、オンラインでデビットカードやクレジットカードを使用する際には注意を払い、クレジットカード詐欺を避けることです。クレジットカード詐欺に気づいた場合は、クレジットカードを凍結し、カード発行会社に連絡することです。
デビットカードとクレジットカードのどちらが安全ですか?
デビットカードとクレジットカードは、どちらも詐欺防止機能を備えていますが、クレジットカードはデビットカードよりも優れた保護機能が施されているため、より安全です。万が一クレジットカード詐欺の被害に巻き込まれた場合、金融機関が状況を調査し、不正利用により発生した金額を返済する責任は被害者には及ばないはずです。しかし、デビットカード詐欺の場合、盗まれたお金は被害者の銀行口座から直接引き落とされます。金融機関が調査を行ったとしても、お金が戻ってくる可能性は低いものとなります。
デビットカード | クレジットカード | |
---|---|---|
不当な請求から消費者を保護する連邦法 | 電子資金決済法(EFTA) | 公正信用請求法(FCBA) |
カード紛失の届出が、カードが利用される前に行われた場合 | 免責 | 免責 |
カード紛失を届けた際、すでに不正な購入が行われていた場合 | 2 営業日以内に届け出た場合、不正購入に 50 ドルが請求されることがあります。 それ以降は、500 ドルまたは不正購入分の全額が請求されることがあります |
不正取引を含む口座明細を受け取ってから 60 日以内に届け出た場合、免責となります。 それ以降は、不正購入に 50 ドルが請求される可能性があります。 |
デビットカードやクレジットカードをオンラインで使っても安全か?
クレジットカードは、より優れた詐欺防止機能を備えており、借りたお金を利用することによって自分のお金を安全に保つため、オンラインでは主にクレジットカードを使用すると良いでしょう。クレジットカードをオンラインで日常的に、そして高額の購入をする際に利用することは、オンラインショッピングの詐欺を防ぐことになります。
クレジットカードやデビットカードをオンラインショッピングで保護する最良の方法は、信頼できるウェブサイトでのみショッピングを行い、カード情報をブラウザや販売業者のウェブサイトに保存しないようにすることです。クレジットカードやデビットカードは、安全な場所に保管しましょう。支払いに使うカードをオンラインに保存したい場合は、パスワードマネージャーまたはデジタルウォレットに保存すると良いでしょう。それは、どちらも暗号化と MFA を使用してカードを安全に保ってくれるためです。
デジタルウォレットは、支払い情報、ギフトカード、会員カード、交通機関のチケット、その他の重要な財務情報を安全に保存するオンライン決済ツールです。デジタルウォレットがあれば、現金や支払いカードを運ぶ必要がなく、アプリを通じて対面またはオンラインでの購入が可能になります。デジタルウォレットは、デビットカードやクレジットカードを安全に保存できるだけでなく、スマートフォン上で便利に購入することを可能にします。しかし、すべてのオンラインストアや実店舗がデジタルウォレットに対応しているわけではありません。
パスワードマネージャーを使用してクレジットカード情報を安全に保存
クレジットカードやデビットカードをオンラインで保存する最良のツールは、パスワードマネージャーです。またそれ以外にもパスワードマネージャーを使ってクレジットカード情報を管理することはたくさんのメリットがあります。
クレジットカードなどの多様な情報の保存が可能
パスワードマネージャーは、パスワードを安全に保存し管理するツールですが、クレジットカード番号のような他の情報もすべて保存可能です。また画像や大事なドキュメント、2FAコードなどの情報も簡単に管理できます。
高度な暗号化による保護ができる
クレジットカードやデビットカードをパスワードマネージャーに保存すると、それらはゼロトラストおよびゼロ知識暗号化によって保護されます。これにより、すべてのユーザーが暗号化されたボルト(安全な保管庫)で本人確認をする必要性が生じ、ユーザーをセキュリティ侵害から保護します。
もちろんブラウザのパスワード保存機能の一部にクレジットカードを保存することも可能ですが、安全とは言い切れません。その悩みを簡単にパスワードマネージャーが解決してくれます。
多要素認証(MFA)の利用でより安全に
パスワードマネージャーを使用すると、ユーザーは多要素認証(MFA)を有効にすることが可能になり、保存されたデビットカードやクレジットカードにセキュリティレイヤーを追加します。MFA を有効にすると、自分のボルトにアクセスする前に、マスターパスワードとともに追加の認証形式を提供する必要があります。これにより、パスワードが侵害されたとしても、サイバー犯罪者が追加認証が必要になるのでパスワードの保管されてるところまで辿り着けなくなります。
オンラインショッピング時の自動入力機能で簡素化
またデビットカードやクレジットカードをパスワードマネージャーに保存すると、パスワードマネージャーがウェブサイトでカード情報を自動入力できるため、オンラインストアでカードを簡単に使用できます。
一部のサイバー攻撃対策になる
キーロガーなどのサイバー攻撃からクレジットカードやデビットカードを保護するのに役立ちます。キーロガーはマルウェアの一種で、ユーザーのキー操作を記録してセンシティブな情報を収集できるものです。もし手動入力などをした場合は、キーボードで入力した情報が全て抜き取られてしまうというものです。
パスワードマネージャーは、オンラインストアにカード情報を入力せずに済むため、キーロギングによる攻撃を保護することができます。
まとめ:Keeper でクレジットカードを保護して安全に買い物を楽しみましょう
オンラインショッピングをする際、クレジットカード詐欺を避けるためにはデビットカードの代わりにクレジットカードの使用が推奨されます。クレジットカード情報を安全に保管する最も効果的な方法は、パスワードマネージャーを利用することです。暗号化、多要素認証(MFA)、自動入力機能によって、パスワードマネージャーはクレジットカード情報をサイバー犯罪者から守ります。
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