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誤って迷惑電話に応答してしまうと、詐欺師にはその番号が実在の人物に結びついていることがわかり、さらに多くの迷惑電話の標的にされる可能性があります。 こうした標的型の迷惑電話では、電話口に出る人をだまして個人情報を開示させようとします。金銭や本人情報のみならず、声まで悪用される恐れがあります。 サイバー犯罪者に個人情報を盗まれないようにするためにも、迷惑電話には応答しないことが重要です。
この記事では、迷惑電話の見分け方や、サイバー犯罪者が迷惑電話を使ってどのように被害を与えるか、そして迷惑電話から身を守る方法について、さらに詳しく解説します。
迷惑電話とは?
迷惑電話とは、不明な発信元から多数の人にかかってくる望ましくない電話のことを指します。 多くの場合、何かを売り込もうとする企業からかかってきます。 ただし、迷惑電話の中には、詐欺電話と見なされるものがあります。実際には存在しない個人や会社を名乗る、意図的な不正電話です。
詐欺電話では、フィッシングと同様にソーシャルエンジニアリングの手法を使って詐欺師は別人を装い、偽のシナリオを相手に信じ込ませて個人情報をだまし取ろうとします。 詐欺電話は、実在の人物がかける場合もあれば、ロボコールと呼ばれる自動音声の場合もあります。 詐欺師は、正規の企業や団体になりすまして相手を騙し、個人情報を引き出そうとします。 発信者番号の偽装を利用して、電話が別の人物や場所からかかってきているように見せかけます。
迷惑電話の見分け方
電話には、正規の組織からのものと詐欺師からのものが混在しています。 詐欺師からの電話かどうかを判断するには、以下の点に注意する必要があります。
電話に「迷惑電話の可能性あり」といった警告が表示される
知らない番号や、自分の番号を教えた覚えのない番号から一方的にかかってくる電話は、迷惑電話である可能性が高いです。 デバイスによっては、迷惑電話を自動的に検出して識別し、こうした電話に出ないように「迷惑電話の可能性があります」といった警告を表示してくれる機能があります。
発信者が録音メッセージを使用している
医療機関や慈善団体など、事前に録音メッセージを使用する正規の企業も多く存在しますが、サイバー犯罪者も録音メッセージを使用して大量の迷惑電話をかけています。 知らない番号からの録音メッセージはほとんどの場合迷惑電話なので、すぐに電話を切るようにしましょう。
発信者が個人情報の提供を求める
迷惑電話の多くは、政府機関、銀行、医療機関など、聞き覚えのある組織を装います。 電話口の相手を騙して、社会保障番号などの個人情報を引き出そうとするのです。 しかし、正規の企業や機関であれば既に個人情報を把握しており、電話で尋ねることはありません。 自分からかけていない電話で個人情報の提供を求められた場合、それは詐欺である可能性が高いです。

発信者が緊急性を強調する
詐欺電話は、緊急の対応を迫ることで、冷静に考える時間を与えずに個人情報を引き出そうとします。 詐欺師は、技術的な問題や、銀行取引や税金に関する問題を装い、指示に従わせようとすることが多いです。 指示に従わないと多くの場合、不正な請求や罰金を要求したり、デバイスにマルウェアのを仕掛けるなどの脅しを行う場合もあります。

発信者がうま過ぎる話を持ちかける
一部の詐欺電話では、特別な割引や景品を獲得したと装い、相手を引き込んで騙そうとします。 こういった出来過ぎた申し出の例として、懸賞の当選、無料商品、大幅な割引が挙げられます。 このような申し出には注意してください。 あまりに良すぎる話は、ほぼ間違いなく詐欺です。

発信者が支払いを求める
サイバー犯罪者は、銀行や債権回収会社、その他の大企業になりすますことがよくあります。 懲役にならないように、あるいは口座が凍結されないように、といった脅しも用いて、未払い料金の支払いを迫ることがあります。 しかし、電話で言われている内容に心当たりがない場合がほとんどです。 電話で金銭を要求してくる場合、迷惑電話の可能性が高いです。支払い方法にギフトカードを要求される場合は、ほぼ間違いなく詐欺です。

迷惑電話が相手を搾取する方法
迷惑電話は、電話口に出た相手の信頼を得て付け込み、利用することを目的としています。 迷惑電話に出ると、サイバー犯罪者は次のような方法で相手を利用します。
さらに多くの詐欺の標的にする
サイバー犯罪者は、膨大な数の電話番号に迷惑電話をかけ、どの番号が実在し、どの番号が解約されているかを調べています。 迷惑電話に応答すると、その番号が実在し、電話に出ても構わないと思っていることをサイバー犯罪者に知らせてしまいます。 この情報を元に、サイバー犯罪者らは何度も電話をかけ、個人情報や金銭をだまし取ろうとします。
お金を盗む
大抵の迷惑電話は、銀行や債権回収業者などの金融機関を装うことがあります。 サイバー犯罪者は、未払いの借金や請求などの問題を解決するために支払いを求めることが頻繁にあります。 銀行口座情報を確認するように求めてくることもあり、結果的に銀行口座にアクセスされるリスクにつながりかねません。 サイバー犯罪者が銀行口座にアクセスすると、不正引き出しや詐欺的な請求を行うことができます。
個人情報を盗む
サイバー犯罪者は、相手を騙して個人情報を引き渡すよう求めます。 医療機関や銀行、その他の企業など、正規の組織になりすまし、本人確認を装って個人情報を確認しようとします。 こうした詐欺に引っかかり個人情報を明かしてしまった場合、サイバー犯罪者はその情報を利用してなりすまし犯罪に着手する可能性があります。
なりすまし犯罪とは、被害者の個人識別情報を許可なく使用して本人になりすまし、不正行為を行うことです。 なりすまし犯罪は、被害者に経済的損失、負債、信用損害、場合によっては犯罪記録が残るなど、深刻な被害が及ぶ可能性があります。
ヴィッシング攻撃のために音声を録音する
迷惑電話に応答して詐欺師と話すと、詐欺師が話者の音声を録音し、ヴィッシング攻撃に使用することがあります。ヴィッシングとは、音声通話を利用して人を騙して不正行為をさせるフィッシングの一種です。 多くの場合、サイバー犯罪者は被害者の信頼を得るために、被害者に馴染みのある声を偽装しようとします。
迷惑電話に対して発した音声をサイバー犯罪者が録音し、AIを使って模倣します。 その後、サイバー犯罪者はAIで作成した声を利用して被害者の家族を騙し、ログイン情報などの個人情報を聞き出そうとします。
迷惑電話への対策方法
迷惑電話は以前から存在していますが、近年ではサイバー犯罪者は新しい技術を悪用して相手を騙し、個人情報を盗んでいます。 迷惑電話の受信を止めることはほぼ不可能ですが、以下の方法で被害を防ぐことができます。
不審な電話には出ない、やり取りをしない
知らない番号からの電話には出ず、応答やボタン操作などのやり取りを避けましょう。 多くの場合、詐欺目的の電話であり、個人情報をだまし取ろうとしています。 迷惑電話に応答しないようにすれば、受信する迷惑電話の数を減らすことができます。 正当な相手からの電話であれば、通常は留守番電話にメッセージを残すので、相手の身元を確認してから折り返し電話をかけることができます。
詐欺番号をブロックし、報告する
誤って迷惑電話に出てしまった場合は、やり取りをせずすぐに電話を切ってください。 次に、その番号を携帯電話でブロックし、米国では連邦通信委員会 (FCC) に報告して他の人への被害拡大を防ぎましょう。 また携帯電話で、不明な発信者からの通知を制限するよう設定することもできます。
携帯電話会社の迷惑電話ブロックサービスを利用する
一部の携帯電話会社では、迷惑電話を自動的にブロックするサービスを提供しています。 お使いの通信事業者に問い合わせ、迷惑電話ブロックサービスが利用可能か確認してみましょう。 すべての迷惑電話を完全に防げるわけではありませんが、セキュリティを一層強化し、詐欺被害を防ぐのに役立ちます。
スパムフィルタリングアプリを利用する
もし携帯電話会社が迷惑電話ブロックサービスを提供していない場合は、サードパーティ製のスパムフィルタリングアプリを利用する方法があります。 これらのアプリは、報告済みの迷惑電話番号データベースを活用しています。 アプリによっては、新しい迷惑電話番号を検出してブロックするために、データベースを随時更新しています。 携帯電話会社の迷惑電話ブロックサービスと同様、完全に迷惑電話を防げるわけではありませんが、詐欺被害を回避するための有効な手段です。
着信拒否リストに登録する
米国のDo Not Call Registry (迷惑電話拒否登録制度) は本来、合法的な企業のテレマーケティング業者からの営業電話を防ぐために作られた仕組みです。 ただし、このリストを活用すれば、迷惑電話を特定して無視する判断材料として役立ちます。 登録しておくと迷惑電話を識別でき、不要な電話の数を減らすことができます。 テレマーケティング担当者の電話がブロックされるため、着信する迷惑電話は詐欺目的の可能性が高いと分かり、無視する判断材料として役立ちます。
迷惑電話の被害を避けるために
サイバー犯罪者は、迷惑電話に出ただけでは情報を盗むことはできませんが、無視することで被害のリスクを減らせます。 かかりつけの医師など、信頼できる相手に自分から電話をかける場合を除き、電話で個人情報を決して伝えないようにしましょう。 個人情報を開示してしまうと、サイバー犯罪者が悪用し、金銭、個人情報、音声が盗まれる危険があります。 既知の迷惑電話番号をすべてブロックし、着信拒否リストに登録して、迷惑電話から身を守りましょう。