社員が退職する際、会社内のアカウントの引き継ぎはスム
フィッシングメールは送信者を偽り、個人情報を盗んでくる手法です。この記事では、フィッシングメールを実際に開いてしまったら、ハッキングされてしまうのか?その時にできる対処法や解決策などを紹介します。
詳しくフィッシングメールを開いてしまったら、ハッキングやウイルス感染してしまうのか詳しく見ていきましょう。
ビジネスプラン14日無料トライアルでKeeperが企業の安全を支えますビジネスのセキュリティ対策をKeeperで強化!
フィッシングメールを開くだけでハッキングされる可能性はありますか?
結論から言うと、フィッシングメールを間違えて開いてしまっただけでは、ハッキングはされません。
まずフィッシングメールだと思われメールを開いてしまったら以下の2点を確認しましょう。
・メールに添付されているURLは絶対にクリックしない
・メールに添付されているファイルをクリックしない
フィッシングメールは悪意のあるリンクや添付ファイルなどをまず送信してきます。
それらクリックしてしまうことにより、メールの内容に関与をメール経由で稀ですがマルウェア(ウイルス)が添付されていたり、悪意のあるサイトに誘導してきます。
もっと詳しく悪意のあるメールを開いてしまった時の対処法を見ていきましょう。
詐欺師からのフィッシングメールを開いてしまうとどうなるのか?
何もやり取りせずに詐欺師からのフィッシングメールを開いても、使っているデバイスにウイルス感染することはありませんが、詐欺師は標的型サイバー攻撃に使用するデータを収集することができます。例えば、詐欺師は、IPアドレス、使用しているオペレーティング システム (OS)、位置情報を収集されてしまう可能性もあります。
詐欺師がIPアドレスや位置情報を持っていると、それを使ってドキシングのような他のサイバー攻撃を仕掛けることができるため危険です。ドキシング攻撃では、脅威アクターは被害者に関する個人情報をできる限り収集し、ハラスメントの形でオンラインで公開します。住所や電話番号のようなセンシティブデータがオンラインで公開されると、現実のストーカー行為や身体的暴行につながる可能性があります。
なので詐欺師からのフィッシングメールを開くと、情報がある程度漏れる可能性がありますが、メールとやりとりすることで、さらに多くの情報が漏れる可能性があります。リンクをクリックしたり、添付ファイルをダウンロードしたりすることで、詐欺師からのメールにアクセスすると、詐欺師はマルウェアとして知られる悪意のあるソフトウェアに、使っているデバイスを感染させる可能性があります。
使っているデバイスにインストールされたマルウェア(ウイルス)は、あなたの使っているデバイスを監視し、キー入力を追跡し、個人情報を漏洩させる可能性があります。漏洩したデータは、最終的に個人情報の盗難やアカウントの流出につながる可能性があります。個人情報を盗まれた場合、回復に時間がかかるだけでなく、感情的、精神的、経済的にも消耗します。
なので、フィッシングメールの疑いがある時点で絶対にそのメールにはそれ以上触れないでおきましょう。
ハッキングされるとは実際にはどういう意味でしょうか?
ハッキングされるということは、何者かがあなたの許可なくあなたのアカウントやデバイスにアクセスできたことを意味します。あなたのアカウントやデバイスがハッキングされると、他のオンラインアカウントなど、あなたのデータに脅威アクターが侵入する隙が生まれます。また、詐欺師があなたについて収集できる情報の量によっては、個人情報を盗まれる危険性もあります。
アカウントは、さまざまな方法でハッキングされる可能性があります。例えば、あなたがある企業にアカウントを持っていて、その企業がデータ漏洩を被った場合、漏洩の一部となったデータはサイバー犯罪者が入手できるようにダークウェブで公開される可能性があります。サイバー犯罪者は、侵害された認証情報を使用して、同じ認証情報を使用しているオンラインアカウントにハッキングすることができます。
ハッキングは、脆弱なパスワードを使用している場合にも発生します。脆弱なパスワードとは、長さが短く、誕生日などの個人情報を使用し、一般的な辞書的単語やフレーズを含むパスワードのことで、簡単に推測できるものです。パスワードが推測されやすい場合、そのパスワードが使用されているアカウントはサイバー犯罪者にハッキングされやすくなります。
フィッシングメールを開いてしまった時の対策方法
フィッシングメールによるハッキングを回避するための対策としては、主に以下の項目が挙げられます。
以下の項目をまずは確認していきましょう。
- リンクや添付ファイルは絶対にクリックしない
- 送信者のメールアドレスを確認する
- 危険信号や怪しい点がないか確認する
- ウイルス対策ソフトウェアをインストール
それでは各項目を詳しく見ていきましょう。
対策1: いきなり送られてきたリンクや添付ファイルを絶対にクリックしない
何の前触れもなくいきなり、一方的に送られてきたリンクや添付ファイルをクリックすることは、マルウェア感染につながり、最終的にデータ漏洩につながる可能性があるため危険なので絶対にクリックしないことをおすすめします。
マルウェア(ウイルス)は、使っているデバイスにインストールされた種類によって、さまざまな悪事を働きます。例えば、キーロギングソフトウェアはキー入力を追跡できるため、ログイン認証情報などの機密情報を手動で入力している場合、1番の脅威は、入力内容を把握し、悪意のある目的に利用することができます。お使いのデバイスにスパイウェアがインストールされると、脅威アクターはデバイスのカメラやマイクにアクセスできるようになり、コンピュータを使用する際のアクティビティのスクリーンショットを撮ることさえできます。
ハッキングされないためには、予期しないリンクや添付ファイルを見かけたら絶対にクリックしないことが重要です。
対策2: 送信者のメールアドレスを確認する
メールが正規のものであることを確認する最善の方法の 1 つは、送信者のメールアドレスを確認することです。そのためには、送信者の表示名をクリックし、メールアドレスを注意深く確認します。多くの場合、詐欺師は表示名を詐称し、あたかも正規の送信元からのメールであるかのように見せかけます。”L”を”1 “に置き換えたり、”O”を”0″に置き換えたりしたものを探します。
(例)
- 「Amazon.com」→「Amaz0n.com」
アルファベットの小文字の「オー (o)」と数字の「ゼロ(0)」を入れ替え
このような些細なことから、送信されたメールが詐欺師からのものかどうかを特定することができ、やり取りしても安全かどうかを知ることができます。
フィッシングメールの中には、情報が漏洩している既知の連絡先から送信されるものもあります。送信者のメールが正規のものであるかどうかを確認するには、別の通信手段やプラットフォームを使って送信者に直接確認することもおすすめします。そのメールがある企業と主張するものである場合は、その企業の公式ウェブサイトにアクセスし、記載されている電話番号に電話をかけて、そのメールが本当にその企業からなのかを確認したほうがよいでしょう。そのメールが友人、家族、同僚、上司からだと主張するものである場合は、テキストメッセージや他のメッセージングプラットフォームを通じてその人に連絡を取り、メールを送ったかどうかを尋ねるのがよいでしょう。その人がメールを送信していないと主張する場合、そのメールはフィッシングメールに限りなく近づくので、他の知り合いなどのメール連絡先に警告するために必要な措置を取ることができます。
対策3: 怪しい点や危険信号を確認する
詐欺師からのフィッシングメールには、そのメールが正規のものであるかどうかを判断するために使用できる危険信号が含まれていることがよくあります。危険信号には、以下のようなものがあります。
- “今すぐ行動” のような緊急性の高い表現
- 深刻な結果になるという脅し文句
- スペルミスと文法上の誤字
- あまりにも良すぎると思われるオファー
- 個人情報の提供要求してくる
- 公式サイト以外へのリンク添付
AIの利用が進むにつれ、サイバー犯罪者はChatGPTのような大規模な言語モデルを使用して、フィッシングメールを発見しにくくしています。AIによって生成されたフィッシングメールは、文法が優れている傾向があり、トーン、スタイルを模倣することさえできるので、信憑性が非常に高くなります。従来のフィッシングメールが海外から来た場合は、簡単に誤字や違和感を感じることができたのですが、最近では優れた構文で間違えがほぼない文章で送られてくることがしばしばです。
しかし、上記の怪しい点はまだ通用するのでフィッシングメールと思われる可能性がある場合は、必ず確認しましょう。
対策4: ウイルス対策ソフトウェアをインストールする
ウイルス対策ソフトウェアは、マルウェアやその他の既知のウイルスを防止、検出、隔離、除去するコンピュータにインストールするプログラムです。この種のプログラムがすでにインストールされていると、コンピュータに感染しようとするあらゆる種類の悪意あるソフトウェアからデバイスを安全に保つ対策ができます。
ウイルス対策ソフトの中には、メールをスキャンし、マルウェアやウイルスを含むメールが受信トレイに届く前にブロックするものもあります。これにより、データやデバイスを感染の危険にさらすようなメールをクリックするのを回避できます。
まとめ:フィッシングメールを開いても焦らず正しく対処しよう!
フィッシングメールがなくなることはなく、AIなどのテクノロジーが進歩するにつれて、個人をハッキングして、騙すテクニックも最近ではかなり進歩しています。自分のデータを常に保護できるように、何に注意すべきかを知っておくことがまず重要です。間違ってこれらの怪しい迷惑メールや怪しいメールを開いてしまっても、まずはしっかりとよく見られる怪しい点を探し、送信者のメールアドレスを確認することを絶対に忘れないでください。
詐欺師にメールアドレスを知られてしまった場合、安全な対処方法も紹介しているので、併せて読んでみてください。
またKeeperではパスワードマネージャーというサービスがありパスワードをデバイス間で共有したり、ブラウザとの同期にもとても便利なツールとなっています。簡単にパスワードローテーションもすぐに行えます。それだけでなく、パスワードのサイバー攻撃や脅威からも簡単に守れるツールです。
この機会にKeeperパスワードマネージャーの30日間の個人版フリートライアルまたは、14日間のビジネスプランのフリートライアルを試してみてはいかがでしょうか。