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サイトを見たり、開いたりしただけでウイルスに感染することはあるのか?
結論から申し上げると、サイトを開いただけでウイルスに感染する可能性があります。
ウェブサイトにアクセスすることによりウイルスに感染する可能性はあります。ただし、それは非常にまれです。エクスプロイトキットやドライブバイダウンロードによって、ウェブサイトにアクセスするだけでウイルスに感染してしまうことがあります。
侵害されたウェブサイトにアクセスしてしまっても、ウイルスによる損害を軽減するために取ることのできる対策がいくつかあります。
ここでは、ウェブサイトにアクセスしてウイルスに感染するということがどのように起こるのか、ウェブサイトにアクセスしてウイルスに感染した場合の対処法、今後ウイルスからデバイスを保護する方法について詳しく説明します。
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なぜサイトにアクセスするだけでウイルスに感染するのか?
エクスプロイトキットやドライブバイダウンロードによって、ウェブサイトにアクセスするだけでウイルスに感染させられる可能性があります。ここではそれぞれのサイトにアクセスするだけで感染する仕組みを説明します。
エクスプロイトキット
エクスプロイトキットとは、システムやデバイスの脆弱性を悪用するためにサイバー犯罪者が使用するツールキットです。サイバー犯罪者がウェブサイトを侵害し、エクスプロイトキットを展開すると、そのウェブサイトにアクセスした人は、悪意のあるコードを含む新しいページにリダイレクトされます。そのコードは、悪用できる脆弱性がないか、ユーザーのデバイスをスキャンします。古くなったソフトウェアを搭載したデバイスは、これらの脆弱性の影響を受けやすくなります。ソフトウェアのアップデートは、既知のセキュリティ脆弱性にパッチを適用し、バグを修正するように設計されているからです。アップデートが利用可能になってから、すぐにソフトウェアを更新しないと、これらの脆弱性に対処せずに、エクスプロイトキットがウイルスやマルウェアをユーザーのデバイスに送り込まれる状態で放置することになるため、ウイルス感染の原因になります。
ドライブバイダウンロード
ドライブバイダウンロードとは、サイバー攻撃の一種で、ユーザーに気付かれずに、ユーザーのデバイスにウイルスやマルウェアをダウンロードしてインストールすることを指してこのように呼ばれています。ドライブバイダウンロードは、ユーザーがウェブページ上で何かをクリックしなくても実行されます。ユーザーが悪意のあるコードが埋め込まれたウェブページにアクセスすると、すぐにユーザーのデバイスにマルウェアを感染させることができるのです。
エクスプロイトキットやドライブバイダウンロードにより、ウェブサイトにアクセスするだけで、デバイスをウイルスに感染させることが可能です。どのウェブサイトからでもウイルスに感染する可能性があることを理解しておくことが重要です。ウェブサイトが本物かどうかは関係ありません。ウェブサイト、または 1 つのウェブページが侵害された場合、そこからウイルスに感染する可能性があります。デバイスがウイルスに感染している特徴
お使いのデバイスがウイルスやその他の悪意のあるソフトウェアに感染していることを示す最も一般的な特徴をいくつかご紹介します。
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- デバイスの反応が遅い
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- デバイスの発熱がひどい
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- 異常な、または不適切なポップアップがランダムに表示される
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- ダウンロードしていない知らないアプリケーションやソフトウェアがある
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- バッテリーが通常よりも速く消耗する
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- ファイルの紛失や改変
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- 背景で実行されている不明なプログラム
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- 突然ストレージが容量不足になる
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- 自分のメールアドレスからスパムメールが送信される
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- コンピュータクラッシュが頻繁に発生する
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- WiFi ネットワークのアクティビティが増加する
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- 異常なウェブサイトに常にリダイレクトされる
これらの特徴が 1 つ以上あることに気づいた場合、デバイスやデータを保護するために直ちに対策を講じることが重要です。
ウェブサイトにアクセスしてウイルスに感染した場合の対処法
ウェブサイトにアクセスしてウイルスに感染した場合は、以下の手順を実行する必要があります。
1. すぐにデバイスのインターネット接続を切断する
ポップアップがランダムに表示されるなど、ウイルスの特徴に気付いた場合は、すぐにデバイスのインターネット接続を切断する必要があります。一部のウイルスは、ユーザーの WiFi ネットワークに感染し、同じネットワークに接続されている他のすべてのデバイスに感染できるように設計されています。デバイスのインターネット接続を切断するのが早ければ早いほど、それによる被害を減らすことができます。
2. ウイルス対策ソフトウェアを実行する
ウイルス対策ソフトウェアとは、コンピュータにインストールできる、ウイルスの検出、分離、除去に使用されるプログラムです。現在お使いのデバイスにウイルス対策ソフトウェアがインストールされていない、または無効になっている場合は、ウイルス対策ソフトをダウンロードし、常に有効にしておくことをお勧めします。そうすることで、ウイルス対策ソフトウェアが常に動作し、デバイスに感染しようとするウイルスをすぐに検出して除去できます。
まだウイルス対策プログラムがインストールされていない場合は、ウイルスによってウイルス対策プログラムのダウンロードが不可能になっている可能性があります。その場合は、既存のウイルスの除去を手伝ってもらうために専門家に相談する必要があります。
3. オンラインアカウントを保護する
デバイスをインターネットから切断し、ウイルス対策ソフトウェアを実行したら、オンラインアカウントを保護するための措置を講じる必要があります。予防策として、すべてのパスワードを変更することをお勧めします。ウイルスが、デバイスで何を見て収集したかわからないためです。平均して、1 人 100 個のパスワードを使用しています。そのため、すべてのパスワードを自分で変更しなければならないのは大変なことに思われるかもしれませんが、そこを助けてくれるのがパスワードマネージャーです。
パスワードマネージャーは、すべてのパスワードを生成、管理し、安全なデジタルボルトに安全に保存するツールです。パスワードマネージャーでは、ユーザーが覚える必要があるのはマスターパスワードとも呼ばれるパスワード 1 つだけです。これらのツールを使用すると、複数のパスワードを更新する必要があるときにも自分で強力なパスワードを考える必要がなくなり、作業が容易になり、時間を節約できます。
4. 不審なアクティビティに注意する
上記の手順を行った後も、オンラインアカウントや感染したデバイスと同じネットワークに接続されている他のデバイスで不審なアクティビティがないか注意する必要があります。不審なログイン試行、行っていない異常なトランザクション、パスワードリセットメールなどに注意しましょう。不審なアクティビティに気付くのが早ければ早いほど、サイバー犯罪者がもたらす損害を軽減するための対策を早く講じることができます。
5. デバイスが正常に戻らない場合は、専門家の助けを求める
ウイルス対策ソフトウェアを実行しても、ウイルスを完全に、あるいはまったく駆除できない場合があります。これは、ウイルスが絶えず作成されており、ウイルス対策ソフトウェアは既知のウイルスのみ検出できるためです。その場合は、デバイスを IT の専門家に持ち込み、完全にウイルスを除去しデバイスを正常な状態に戻してもらうことが重要です。
まとめ:サイトからもウイルス感染はするので日頃から対策が必要!
ドライブバイダウンロードやエクスプロイトキットにより、悪意のあるコードが埋め込まれたウェブサイトにアクセスしてウイルスに感染する可能性はありえます。しかし、必ずしもすべてのデータが侵害されたり、重要なファイルや画像が失われたりするというわけではありません。ウイルスによる被害を軽減するには、以下のようなサイバーセキュリティのベストプラクティスに従って、サイバー衛生を向上させる必要があります。
- ソフトウェア、アプリ、デバイスを最新の状態に保つ
- データの定期的なバックアップ
- 強力なパスワードでアカウントを保護する
- 可能な限り多要素認証 (MFA)を有効にする
- ウイルス対策ソフトウェアをインストールする
サイバー衛生が優れているほど、デバイスが感染したとしても、ウイルスが引き起こす被害を減らすことができます。注意すべき点は、Chreomeなどの付随しているブラウザのパスワードマネージャーを使用してパスワードを保存するのはよくありません。Webサイトからデバイスにウイルスに感染した場合、アカウントが侵害されるリスクがあるためです。代わりに、孤立したアプリのパスワードマネージャーを使用してパスワードを保存したほうが、ずっと安全です。その今すぐ使用できる孤立型のパスワードマネージャーアプリの一つとして あるのが、Keeper パスワードマネージャー です。
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