Google Sheetsにパスワードを保存する際に
パスワードをメモ帳で管理するのは、色々なリスクがあります。
2022年に行ったヤフー株式会社の「ID・パスワード管理やフィッシング詐欺」に関するアンケートの結果によると、現在使っているID・パスワードが「11個以上」という人が約34%います。また60%以上の人が同じパスワードを使っているという調査結果が出ています。
増え続けるオンラインのサービスに対する、アカウント情報に対して皆さんはどのように管理していますか?
増え続けていくパスワードやIDをメモ帳などで手書きで管理するのは、とても大変ですし、危険が伴います。
このブログでは、メモ帳やスマートフォンのメモ帳機能でパスワードを管理することの危険性や、簡単に安全にパスワードを管理する方法をご紹介します。
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パスワードを手書きのメモ帳で管理するのが危険な理由
パスワードの管理方法としてメモ帳を使用することは、一見すると便利で簡単に思えるかもしれません。
以下では、パスワードを手書きのメモ帳で管理する危険性について詳しく説明します。
ショルダーハッキング
大事なパスワードやIDをメモ帳に書いて、デスクやパソコンなどに貼っていませんか?
家族や友人、同僚など、意図せずメモ帳を覗かれるリスクがあります。メモ帳でパスワードを管理することは、気づかないうちに第三者などに盗み見されてパスワードやID情報を盗まれる可能性があります。
特に外出先や職場でもメモ帳でパスワードを管理している場合は、多くの人の目につく可能性があるため、その危険度も増します。
ダメージや劣化
紙のメモ帳は時間の経過と共に劣化します。インクが薄れたり、紙が破れたりすることで、パスワードが読み取れなくなる可能性があります。また、水濡れや火災などの事故によってメモ帳がダメージを受けると、重要なログイン情報が一瞬にして失われることがあります。
クラウド上などのサービスを使用している場合でも、定期的なバックアップを取らなければ、同様のリスクが生じる可能性がありますが、紙ベースの記録は復元がほぼ不可能です。
物理的な損失や盗難
メモ帳を使ってパスワードを管理する最大のリスクの一つが、物理的な損失や盗難です。メモ帳は紛失するリスクがあり、一度なくしてしまうと、その中に記載されているすべてのパスワードにアクセスできなくなる可能性があります。さらに、もしメモ帳が盗まれた場合、その内容を悪意のある第三者が利用して、あなたのアカウントに不正アクセスする危険性があります。これにより、個人情報の流出や金銭的な損失など、重大な被害につながる可能性があります。
パスワードをスマホのメモアプリで管理するのが危険な理由
パスワードをスマホのメモアプリで管理する方法は、手軽でアクセスしやすいという点で魅力的ですが、セキュリティリスクが伴います。
以下では、パスワードをスマホのメモアプリで管理することの危険性について詳しく説明します。
暗号化されていない
多くの基本的なメモアプリには、データを暗号化する機能が備わっていません。これは、メモアプリに保存されたパスワードや他の機密情報が、万が一スマートフォンが失われたり盗まれたりした場合に、容易に第三者によってアクセスされうることを意味します。また、デバイスがロックされていない状態で放置された場合にも、不正アクセスのリスクが高まります。暗号化されていない情報は、盗聴やデータ漏洩の際に特に脆弱です。
マルウェアによるリスク
スマートフォンは、マルウェアやスパイウェアといった悪意あるソフトウェアの標的になりがちです。これらのソフトウェアは、不正な方法でデバイスにインストールされた後、ユーザーの知らない間に情報を収集し始めることがあります。メモアプリに保存されたパスワードや機密情報がこれらのマルウェアによって盗み出されることもあり、その結果、オンラインアカウントの乗っ取りや個人情報の漏洩につながる恐れがあります。
誤って共有してしまうリスク
スマートフォンのメモアプリを使用する際、ユーザーが誤って機密情報を共有してしまうリスクも存在します。これは、特にソーシャルメディアアプリやメッセージングアプリといった他のアプリとの間で情報を共有する場合に起こりやすいです。また、スクリーンショットを取ってしまい、それが意図せず他人の目に触れる可能性もあります。一度情報インターネット上に共有されてしまうと、その情報をコントロールすることはほぼ不可能になります。
安全なパスワードの管理方法はパスワードマネージャー
パスワードの安全性を確保する最も信頼できる方法は、パスワードマネージャーに保存することです。パスワードマネージャーは、パスワードの生成、保存、管理、および共有をサポートするパスワード管理ツールです。
パスワードマネージャーには以下のような主な機能があります。
- パスワードの安全な保存
- パスワードの自動生成
- 自動ログイン
- マルチデバイス間で同期
- マスターパスワード
- 生体認証
- 安全なパスワードの共有ができる
- 二要素認証(2FA)
- セキュリティ監査
- データのインポート/エクスポート
これらはパスワードマネージャーの一部の機能にすぎませんが、パスワードマネージャーの大きな利点は、すべてのパスワードの代わりに、たった一つのマスターパスワードを覚えておくだけで済むことです。このマスターパスワードを使って、暗号化されたパスワード保管庫にアクセスします。マスターパスワードが正しく入力されると、ボルト内の全てのパスワードがデバイス上でローカルに解読されます。さらに、指紋や顔認証などの生体認証を使って、さらに便利かつ安全にボルト(安全なストレージ)へアクセスすることも可能です。
これは、すべてのパスワードを暗号化されていない環境で保存するメモ帳とは根本的に異なります。誰かが偶然にそのメモ帳を見つけた場合、あなたの全てのアカウントパスワードが容易に見られてしまうリスクがたくさんあります。パスワードマネージャーを使用することで、高度な暗号化と安全な管理方法により、このようなリスクから保護されます。
パスワードマネージャーを選ぶ基準
パスワードマネージャーは、オンラインセキュリティの重要な部分を占め、個人情報の保護に役立ちます。適切なパスワードマネージャーを選択することは、セキュリティ対策の基礎となります。ここでは、パスワードマネージャーを選ぶ際の基準をいくつか紹介します。
デバイスおよびソフトウェアとの互換性
パスワードマネージャーを選ぶ際には、使用しているデバイスやオペレーティングシステム、ブラウザとの互換性を確認することが重要です。マルチプラットフォーム対応で、さまざまなデバイスやブラウザでスムーズに動作するパスワードマネージャーを選択することで、どこからでも安全にパスワードを管理できるようになります。
自動入力機能
パスワードマネージャーには、パスワードの保存、生成、自動入力などの機能が自動で行われることが望ましいです。特にブラウザの拡張機能が自動的に動作し、ウェブサイトへのログインプロセスを簡単かつ迅速にすることが重要です。
これにより、いちいちパスワード照らし合わせて確認しなくても、自動で入力を完了してくれるため利便性も向上します。
パスワードの自動生成機能
強力でユニークなパスワードの自動生成は、オンラインセキュリティの鍵となります。パスワードマネージャーには、ランダムなパスワードを自動生成する機能が備わっていることが理想的です。これにより、ユーザーは簡単に強力なパスワードを作成し、アカウントのセキュリティを強化できます。
ゼロトラストセキュリティ
ゼロトラストセキュリティは、「信頼しないこと」を基本原則としています。つまり、内部または外部のあらゆるアクセス試みを疑ってかかり、検証しなければアクセスを許可しないという考え方です。選択するパスワードマネージャーがこのセキュリティモデルを採用しているかどうかを確認することが重要です。これにより、不正アクセスやデータの漏洩リスクを最小限に抑えることができます。
ゼロ知識暗号化
ゼロ知識暗号化は、サービスプロバイダー自身がユーザーのパスワードやデータを読み取ることができないようにする暗号化技術です。つまり、パスワードマネージャーの提供者であっても、ユーザーのデータを見ることができない仕組みを指します。これは、万が一プロバイダーがハッキングされた場合でも、ユーザーのデータが安全であることを保証します。
多要素認証(MFA)
多要素認証(MFA)は、ユーザーが自分のアイデンティティを2つ以上の独立した方法(知識、所有、生体認証)で証明するセキュリティプロセスです。パスワードだけでなく、SMS経由で送信されるコード、認証アプリによるトークン、指紋や顔認証など、複数の認証手段を組み合わせることで、アカウントのセキュリティを大幅に強化できます。MFAをサポートしているパスワードマネージャーを選択することは、不正アクセスからアカウントを保護するための重要なステップです。
メモ帳の代わりにパスワードマネージャーを使うメリット
以下は、メモ帳の代わりにパスワードマネージャーを使用することの主なメリットです。
暗号化の強化
パスワードマネージャーは、保存されている全てのパスワードを強力な暗号化で保護します。これは、手書きのメモ帳やテキストファイルに記録されたパスワードと比較して、格段に高いセキュリティレベルを提供します。暗号化されたデータは、許可されたユーザーのみがアクセスできるため、悪意のある第三者によるデータの盗用や読み取りを防ぎます。
パスワードの共有をより簡単に、より安全に
パスワードマネージャーを使用すると、家族やチームメンバーとパスワードを共有する際のセキュリティと便利さが向上します。共有機能を使用すると、パスワードを安全に送信でき、受信者もパスワードマネージャーを通じてアクセスできます。これにより、メールやメッセージアプリを介してパスワードを送信するリスクを避けることができます。
サイバー攻撃の対策になる
パスワードマネージャーは、フィッシングやキーロギングなどのサイバー攻撃から保護するための機能を備えています。例えば、フィッシング詐欺の一般的な手法は、正規のウェブサイトに似た偽のウェブサイトを使用することですが、パスワードマネージャーはURLを検証し、保存されているログイン情報が正規のサイトにのみ自動入力されるようにします。これにより、ユーザーが偽のウェブサイトに誤って情報を入力するリスクが減少します。
各アカウントのパスワードがハッキング困難になる
パスワードマネージャーは、強力かつユニークなパスワードの生成を容易にします。これにより、ユーザーは各アカウントに対して異なる、推測されにくいパスワードを設定でき、これがハッキングのリスクを大幅に減少させます。メモ帳では、強力なパスワードを多数管理することが非現実的で、同じパスワードを何度も使い回してしまうことがよくあります。
しかし、パスワードマネージャーなら簡単に管理できます。
まとめ:Keeperでメモ帳でのパスワード管理からおさらばしよう!
メモ帳にパスワードを記録する習慣は、多くのリスクを伴います。
暗号化の欠如、物理的な盗難や損失のリスク、サイバー攻撃への脆弱性など、常に危険があります。
これらの問題点を解決してくてるのが、Keeperのようなパスワードマネージャーです。
これらのリスクから効果的に保護されると同時に、自動入力やアカウントを一括管理できたりパスワード管理の利便性も大幅に向上します。
この機会にKeeperパスワードマネージャーが、メモ帳の代わりにパスワードを管理するのにどのように役立つのか、30日間の個人版フリートライアルで試してみてはいかがでしょうか。