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マルウェアとは、無料のゲームや映画をダウンロードする際のように、さまざまな方法でデバイスに感染する恐れがある悪意のあるソフトウェアのことです。 デバイスがマルウェアに感染した場合の症状には、唐突に表示されるポップアップ、フリーズ、速度の低下、ストレージ容量の突然の制限、インストールした覚えのないアプリなどがあります。
ここでは、デバイスがマルウェアに感染した場合の主な10種類の症状、デバイスからマルウェアを削除する方法、そしてデバイスが感染するのを防ぐ方法について、さらに詳しく説明します。
1. 唐突にポップアップが表示され始める
デバイスがマルウェアに感染した場合の症状に、ポップアップが唐突に表示されるようになるというものがあります。 マルウェアは、ユーザーがオンラインで何かを検索している時に、デバイスに広告を表示させることがあります。ユーザーがその広告をクリックすると、たとえその広告を閉じたとしても、データが収集される可能性があるのです。 このようなポップアップにはアダルトコンテンツが含まれていたり、デバイスが感染したことを警告たりするものがあります。 極端な場合、表示されたポップアップがユーザーに身代金の支払いを要求することもあります。 このようなポップアップにいかなるメッセージが表示されても、それらが唐突に表示される場合はデバイスがマルウェアに感染している可能性が非常に高いのです。
2. デバイスの動作が遅くなる
デバイスの動作が以前よりも遅くなっていることに気づいたら、それはマルウェアに感染している可能性があります。 マルウェアはデバイスのリソースを消費するため、マルウェアがアクティブな状態になるとデバイスの動作が遅くなります。 例えば、デバイスがインターネットブラウザを読み込むのに時間がかかっている場合、デバイスにマルウェアに感染している可能性があります。
3. デバイスが頻繁にフリーズしたり、強制終了する
マルウェアはデバイスのオペレーティングシステムを圧倒するため、複数のアプリケーションがバックグラウンドで実行されていると、デバイスがフリーズしたりクラッシュしたりします。 一度にアプリを一つしか使用していない場合でも、マルウェアはデバイスをフリーズさせたり、大量のリソースを消費してクラッシュを引き起こしたりする可能性があるのです。
4. カメラのインジケーターが点灯したままである
デバイスを前面カメラで使用すると、カメラを使用するアプリを起動する際にカメラのインジケーターが緑色に点灯することがわかるでしょう。 しかし、アプリやカメラを閉じてもカメラのインジケーターが点灯したままである場合、デバイスがマルウェアに感染したことによる症状だと考えられるのです。 カメラへのアクセスが必要なアプリを使っている最中ではない時にカメラのインジケーターが点灯したままであるということは、ハッカーがデバイスのカメラやマイクにアクセスしていることを示すものかもしれません。
5. ストレージスペースが突然なくなった
マルウェアがデバイスに感染していると、密かに大量のメモリを消費している可能性があります。 デバイスのストレージ容量が突然なくなった場合、デバイスにマルウェアが感染している可能性があります。 デバイスからマルウェアを削除すると、そのストレージ領域が戻ります。詳細は後ほど説明します。
6. ブラウザのホームページが唐突に変わった
特定の種類のマルウェアは、ウェブブラウザを標的にすることがあります。 マルウェアがデバイスに感染すると、ハッカーはブラウザの設定を変更することができるようになります。これには、ホームページに設定するウェブサイトの変更が含まれます。 例えば、ブラウザのホームページを普段は Google に設定しているのに、それが唐突に不審なウェブサイトに変更されたとしたら、それはマルウェアがデバイスに感染したことが原因である可能性が高いのです。
7. インストールしていない新しいブラウザ拡張機能やアプリが表示される
マルウェアに感染すると、上述したブラウザのホームページの兆候と同様に、ハッカーがブラウザ拡張機能やその他のアプリをデバイスにダウンロードできるようになることもあります。 このような変化に注意を払わず、用心深さに欠けていると、マルウェアは気づかれずにデバイスにそのまま残ります。 拡張機能やアプリを注意深く確認し、そもそも自分でそれらをインストールしたかどうかを再確認しましょう。
8 ブラウザがリダイレクトし続ける
ウェブブラウザに関連するマルウェアのもう一つの兆候は、アクセスするつもりではないウェブサイトにリダイレクトされることです。 マルウェアの中には、ウェブブラウザを操作してユーザーをなりすましウェブサイトに誘導するものがあります。 なりすましウェブサイトは、実際のウェブサイトに似せて作成されていますが、なりすましウェブサイトには僅かな違いがあります。例えば、URL が少し違うことなどです。 なりすましウェブサイトの狙いは、ユーザーに個人的な情報やクレジットカード番号、あるいは認証情報を入力させようとするものです。これはユーザーが正規のウェブサイトに行うのと同じようですが、なりすましウェブサイトの場合、サイバー犯罪者にデータを収集されます。 このようななりすましウェブサイトにリダイレクトされることが多い場合、デバイスがマルウェアに感染している可能性が高いのです。
9. インターネットの使用量が異常に増加する
突然インターネットの使用量が急増したことがわかった時には、デバイスがマルウェアに感染していた可能性があります。 これが発生するとインターネットが遅くなる可能性が高いため、ネットワークの帯域幅がどこで使用されているかを確認し、この使用量の急増がマルウェアに依るものかどうかを判断することが重要です。
また、インターネットの使用量が異常に急増したのは、トロイの木馬と呼ばれる特異型のマルウェアが原因である可能性もあります。 トロイの木馬は、正規のソフトウェアやファイルを偽装して、デバイスをマルウェアに感染させます。 偽装されたソフトウェアやファイルがデバイスに一旦インストールされると、トロイの木馬はハッカーが被害者を見張ったり、個人的な情報を盗んだりすることを可能にするのです。 この種の卑劣なマルウェアがデバイスに感染するのを防ぐために、ファイルやソフトウェアが正規のものであることを常に確認しましょう。
10. オンラインアカウントに不審なログイン試行がある
オンラインアカウントに不審なログイン試行が行われたという多数の通知を受け取った場合、そのアカウントが漏洩した可能性があります。 このような不審なログイン試行は、サイバー犯罪者がユーザーのオンラインアカウントにアクセスしようとしたものです。それが成功すると、マルウェアが拡散する可能性があります。 このような場合、確実に強力でユニークなパスワードを使用し、多要素認証 (MFA) を有効にすることが最善です。そうすることで、アカウントがハッカーによるアクセスから保護されるのです。
デバイスからマルウェアを削除する方法
幸いなことに、デバイスがマルウェアに感染していることに気付いた場合に、デバイスからマルウェアを削除するための簡単なステップがあります。
すぐにインターネットから切断する
マルウェアがデバイスに感染したことが判明したら、すぐにインターネットから切断しましょう。 これにより、個人的なデータがハッカーに送信されるのを防ぎます。 デバイスからマルウェアが削除されるまで、できるだけインターネットを遮断することです。
ウイルス対策ソフトウェアを使用してデバイスをスキャンする
デバイスからマルウェアを削除する最も効果的な方法の一つは、ウイルス対策ソフトウェアを使用することです。 ウイルス対策ソフトウェアをインストールすることで、デバイスをスキャンしてウイルスやマルウェアを検知し、それらを削除することができます。 ウイルス対策ソフトウェアは、デバイスをスキャンして、既に発見されているウイルスとデバイスのコードが一致するかどうかを検知します。 一致するものがあると、ウイルス対策ソフトウェアがファイルやアプリを削除し、マルウェアを排除します。
不審なファイルやアプリを削除する
身に覚えのないファイルやアプリがデバイスに存在する場合、それらを完全に削除するのが最も安全です。 このような不審なファイルやアプリがマルウェアを装ったものである可能性があるため、それらを削除することでデバイスからマルウェアが削除されます。
セーフモードをオンにする
ほとんどのデバイスにはセーフモード機能が搭載されています。この機能は、デバイスが必要最低限のソフトウェアをダウンロードすることのみを許可するものです。 セーフモードで起動すると、マルウェアがデバイスの奥深くに侵入するのを防ぐことができるため、マルウェアを削除しやすくします。 セーフモードを有効にするには、以下の手順に従ってください。
Macの場合
- Macを再起動し、Shiftキーを長押しする
- Appleのロゴが表示されたら、Shiftキーを離してログインする
PCの場合
- PCを再起動し、Shiftキーを長押しして、「電源」→「再起動」を選択する
- PCが再起動したら、「オプションの選択」に進む
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」を選択する
- 「再起動」をクリックし、次の画面にオプションが表示されるのを待つ
- 「4」または「F4」を選択する
デバイスを工場出荷時の状態にリセットする
最終手段としてデバイスを工場出荷時の状態にリセットする前に、すべてのデータがバックアップされていることを確認してください。それを実行しないと、データが永久に失われることになります。 デバイスをバックアップしたら、工場出荷時の状態にリセットしても安全です。これは、マルウェアを含むすべてのものをデバイスから消去するためです。 極端な事例では、マルウェアを排除する手段が他になければ、これを実行することが必要となる場合があります。
まとめ:デバイスをマルウェアから保護しましょう
マルウェアは秘密裏に実行され、怪しまれることがないように設計されているため、マルウェアを削除する方法だけではなく、デバイスに感染するのを防ぐ方法も知っておくことが重要です。 必ずデバイスのソフトウェアを最新状態に保ちましょう。最新のアップデートには、バグ修正、新しいセキュリティ機能、そしてデバイスをマルウェアから保護するための追加策などが含まれているためです。 迷惑リンクや添付ファイルを受信する際には注意が必要です。これは、デバイスにマルウェアをダウンロードさせようと企むフィッシング攻撃である可能性があるためです。 パスワードをウェブブラウザに保存することを避け、その代わりにパスワードマネージャーに保存しましょう。パスワードマネージャーは個人情報を暗号化し、安全性を確保します。
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