パスワードマネージャーに関しては、リスクが高すぎて信
SNSやオンライン上のサービスなどに必ずと言っていいほど使用するIDとパスワード。
「すべてのアカウントに違うパスワードを使用すると数が増えすぎて、実際の管理をどうしているの?」と頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
ましてや、IT管理者ともなれば、管理するボリュームは莫大で、ガイドラインや規制も整えなければなりません。このように煩雑になりがちなアカウント情報やパスワードの管理には、パスワードマネージャーという管理ツールを使うととても容易になります。
このブログでは、我々サイバーセキュリティ会社であるKeeperが、適切なIDやパスワード管理の方法を説明し、パスワードマネージャーを使うとどれだけ便利で作業効率が向上し、安全に保護できるかということをご紹介します。

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パスワード管理はどうするべき?やってはいけない管理方法
IDやパスワードの管理は、セキュリティのためにも適切に管理すべきだとわかっていても何から手を付けてよいのか判断が難しいですよね。他社はどうやって「パスワード管理をしてる?」と気になるかもしれません。
まずは、何が問題なのか理解する必要があるの、社内で規制されるべきやってはいけない管理方法について説明します。
簡単な文字列などを使用する
簡単な文字列や一般的なパスワード(例:’password’、’123456’など)の使用は、最も危険なパスワードとされています。
これらのパスワードはハッカーやネット上の犯罪者に簡単に推測されるため、アカウントがハッキングされるリスクが高まります。
パスワードの使い回し
簡単で忘れることもないと、同じパスワードを使い回している人も多いのではないでしょうか。実際、2022年に実施されたヤフー株式会社による「ID・パスワード管理やフィッシング詐欺」に関するアンケートによると、約6割がパスワードを複数のインターネットサービスやスマートフォンアプリで使い回していると回答しています。しかし、複数のアカウントで同じパスワードを使用するのは避けるべきです。
一つのアカウントがハッキングされると、同じパスワードを使用している他のアカウントも危険にさらされ、またクレデンシャルスタッフィングといったサイバー攻撃を受ける可能性もあります。
個人情報を含む
パスワードに生年月日やペットの名前など、個人情報を含めることは避けるべきです。これらの情報は、SNSなどから容易に収集されるため、パスワードが推測されやすくなります。
メモ帳やスプレッドシートでの管理
メモ帳やスプレッドシートなど、暗号化されていない方法でパスワードを管理することは、リスクが伴います。スプレッドシートに関しては、暗号化されておらず、ファイルが不正アクセスによって盗まれると、保存されている全てのパスワードが露呈する可能性があります。
またメモ帳で保管していると、そのメモ帳の前を通りかかった第三者などにパスワードやIDを覗き見されてしまい、パスワードの漏洩に繋がる危険性があります。
会社内の誰とでもパスワードを共有する
規制のないパスワードの共有は、アクセス権を持つ人の範囲を不必要に広げ、セキュリティ上の弱点を生み出します。また、パスワードが第三者の手に渡る危険性も伴い、そのパスワードによって保護されている情報やシステムが不正アクセスの対象になる可能性が高まります。一度共有されたパスワードはその後の管理が難しくなり、どこで、どのように使用されるかを追跡することが困難になります。
Chromeなどブラウザ上のパスワード保存機能の利用
Chromeをはじめとするブラウザのパスワード保存機能は、利便性の高さから日常的に利用されている機能の一つです。しかし、ブラウザが採用している暗号化の欠如やブラウザの脆弱性が、攻撃者による破壊活動の対象となることがあります。
また、デバイスを紛失した時など、デバイスがロックされてない状態で第三者が利用すると、ブラウザに自動で保存されているすべてのパスワードが露見する可能性があり、個人情報の大量漏洩に直結する危険性もあります。
企業や組織内でのパスワード管理が重要な理由
企業や組織内で、安全でない場所でパスワードを保管するのを規制することや、それぞれのアカウントに異なる強力なパスワードの使用を実施させることは、重要でありつつも実行困難な課題となっています。
その点、Keeperのパスワードマネージャーは、強力なパスワードを各アカウントごとに自動生成して、あらゆるデバイスからアクセス可能なので、
複数のパスワードを自分で記憶しなければならない負担がなくなります。また、管理者はパスワードの生成に関してルールを規制できるので、従業員が複数のアカウントで簡単なパスワードや同じパスワードを使用するようなリスクを未然に防ぎます。
ランサムウェアの脅威に対処する際にも、会社内のアカウントのIDとパスワードの管理は鍵となります。
パスワード管理者の悩みをパスワードマネージャーが解決する理由8選
パスワードマネージャーは、「どのようにパスワードを管理したらいいかわからない」という管理者の基本的な課題に対して効果的な解決策を提供し、利便性のみならず、安全性と生産性を向上させることができます。
以下の8つの理由として、パスワードマネージャーが管理者の悩みをどのように解決するかを解説します。
1. パスワードの可視性を提供する
2. パスワードの記憶が不要になる
3. 安全なパスワード共有機能を提供する
4.生産性を向上させる
5. 新規採用プロセスと退職プロセスをスムーズにしてくれる
6. SSOソリューションの強化
7. フィッシング詐欺に対する保護が強化される
8. コンプライアンス要件に役立つ
1. パスワードの可視性を提供する
パスワードマネージャーは、すべてのパスワードを安全に保管し、必要に応じてユーザーがアクセスできるようにします。IT管理者のみでなく、各々の社員が必要なログイン情報を一元管理することが可能なので、ユーザーはどのアカウントにどのパスワードが使われているかを簡単に確認できます。
また、管理者は、強固なパスワードをユーザーに強制するようなルールを最初から作成することも可能です。加えて、脆弱なパスワードや使い回しのパスワードを特定できるので、強力なパスワードに更新するよう指示することもできます。
2. パスワードの記憶が不要になる
多くのアカウントのIDとパスワードを管理していると、それぞれに異なる強力なパスワードを設定し、覚えておくことは非常に困難です。パスワードマネージャーを使用すれば、マスターパスワードのみがユーザーが覚えないといけない唯一のパスワードとなります。マスターパスワードはパスワードマネージャーにアクセスする鍵となり、他のすべてのパスワードは自動的に入力されるため、個々のパスワードを記憶する必要がありません。また、マスターパスワード以外にも顔認証や指紋認証などの生体認証、パスキーなどを使ってパスワードマネージャーにログインすることも可能なので、よりパスワードレスに管理することができます。管理者にとっては、社員に対するパスワード関連のヘルプ作業が軽減するので、安全性のみならず生産性が同時に向上します。
3. 安全なパスワード共有機能を提供する
企業内のチームや家族間でパスワードを共有する必要がある場合、パスワードマネージャーは安全な共有機能を提供します。これにより、パスワードを暗号化されていないテキストメッセージやEメールなどで送るリスクを避けることができます。パスワードを共有する際に、時間制限をかけたワンタイム共有や、企業内でログイン情報が漏洩しないように社内のメンバーのログイン情報に詳細な共有制限を強制的に設定することも可能です。
4.生産性を向上させる
パスワード管理の手間を減らすことで、従業員のみでなくITチームの作業負担が軽減されます。パスワードマネージャーを導入すると、パスワードリセットやアカウント管理に関連する問い合わせが減少するため、ITスタッフはより戦略的なプロジェクトに集中できるようになります。また、シームレスなユーザー体験と強化されたセキュリティにより、チーム内からのパスワードやログインID情報などのサポートリクエストが減少するため、ITチームは本来の業務に集中できるようになります。。
これにより、企業内での雑多になりやすいパスワードに関する悩みがなくなり、生産性が向上します。
5. 新規採用プロセスと退職プロセスをスムーズにしてくれる
企業内におけるオンボーディング(新規採用時の導入プロセス)とオフボーディング(退職時の手続き)は、IDとパスワードなどのアカウントの管理が重要となります。
パスワードマネージャーを利用すると、新しい従業員に必要なアクセス権を迅速に付与し、退職する従業員からアクセス権を取り消すことが容易になります。
これにより、企業内にある大事なアカウント情報のセキュリティを維持しつつ、プロセスを効率化し、人的エラーのリスクを最小限に抑えることができます。
また退職した従業員からの情報漏洩の被害を抑えることにも役立ちます。
6. SSOソリューションの強化
シングルサインオン(SSO)ソリューションは、ユーザーが複数のシステムやアプリケーションに一つの認証情報でアクセスできるようにする技術です。パスワードマネージャーはSSOソリューションと組み合わせることで、SSOに対応していないプラットフォームにも柔軟に対応できて、アクセス管理のセキュリティをさらに強化できます。これにより、ユーザーは便利かつ安全に必要なリソースにアクセスできるようになります。
7. フィッシング詐欺に対する保護が強化される
パスワードマネージャーは、フィッシング詐欺に対する効果的な対策になります。
パスワードマネージャーは、登録された本物のウェブサイトのURLと照合してログイン情報を自動入力するので偽物のウェブサイトには自動入力を行いません。そのため、ユーザーが誤って情報を入力するリスクを減らします。
また、強力でユニークなパスワードを生成する機能により、他のアカウントが乗っ取られる可能性を低減します。
加えて、フィッシング詐欺は、他のサイバー攻撃の入口となることが多く、フィッシング詐欺によってパスワードやIDが盗まれると、その後ランサムウェアなどの攻撃を受けるリスクが高まり甚大な被害を受けかねません。
大きな問題につながるフィッシング詐欺の被害リスクを最小限に抑えることができるのは、管理者にとってパスワードマネージャーを活用するメリットとなります。
8. コンプライアンス要件に役立つ
データ保護やプライバシーに関する法規制は、年々厳しくなっています。パスワードマネージャーは、これらのコンプライアンス要件を遵守する上で大変役に立ちます。例えば、パスワードの複雑さや変更頻度に関するポリシーの遵守、アクセスログの監視と記録など、セキュリティポリシーの実施を助けます。このようにして、組織は法律や業界基準に準拠しつつ、セキュリティを強化することができます。
特にKeeperは、GDPR準拠や、SOC 2のタイプ2のコンプライアンスに準拠しており、ISMS認証の国際規格であるISO27001も取得しているので、管理者にとっては頼りになるツールになることは確かです。
Keeper®のパスワードマネージャーは安全性と効率性を高める
パスワードをメモ帳やスプレッドシートなどで管理したり、共有するのは危険とわかっていても、実際にどのように管理するべきなのか、どのような規模の企業でも課題を抱えています。
そんな中、Keeper®のパスワードマネージャーを使用すれば、利便性のみならず、安全性と効率性の観点からで顕著なメリットが得られます。
強力なパスワードの生成と管理を容易にし、企業や個々のデータ保護を強化しながら簡単に共有したい人とのみ共有が可能になります。
同時に、従業員の新規採用や退職のプロセスを簡素化し、SSOソリューションを強化することで、チームの効率性と生産性を大幅に向上させます。
「日々の業務の効率を高めながら、セキュリティを強化したい!」と考えているなら、Keeperパスワードマネージャーを導入検討する絶好の機会です。
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