宅配業者を装ったフィッシング詐欺は、年々巧妙化してお
インターネット上でのプライバシーを守るためには、いくつかの重要なステップを踏むことが必要です。特に、ネット社会の現代では、デジタルタトゥー(デジタルフットプリント)の管理が重要です。これは、主にオンラインで残したあなたの痕跡や活動の記録を指します。このフットプリントを把握し、必要に応じて整理することで、あなたの情報がどの程度公開されているかをコントロールできます。
しかし、これだけではあなたのインターネット上のプライバシーが保護されている訳ではでりません。
そこで、この記事では、インターネットプライバシーと個人のプライバシーを守るための手順について、さらに詳しく説明します。
インターネットプライバシーとは?
インターネットプライバシーとは、インターネットに接続している間のプライバシーレベルを指し、接続中における個人データ保護の度合いも含みます。何かを検索する場合でも、SNSに投稿する場合でも、インターネットに接続されている間に個人データは常に収集されます。企業がこのようにデータを収集するのは合法ですが、ユーザーには共有されてもよい自らの情報の量を制限する権利があります。
インターネットプライバシーは、個人データの収集のほか、インターネット上に存在する個人情報の量についても言及しています。これには、SNSプラットフォームで共有する自分に関する情報の量や、残されたデジタルフットプリントの痕跡が含まれます。
インターネットプライバシーを保護することの重要性
インターネットプライバシーを保護しなければ、誰でも個人を特定できる情報(PII)にアクセスできるようになります。攻撃者はそれを悪用して個人情報を盗んだり、ドキシングしたり、ソーシャルエンジニアリング戦略を使ってフィッシング詐欺を仕掛けたりする場合があるので、インターネットプライバシーの保護は重要です。また、自分の個人データの管理と、それにアクセスできるユーザーの管理も重要です。
インターネット上のプライバシーを保護するためのヒント
ここでは、インターネットプライバシーを守るためのヒントをいくつか紹介します。
デバイスのソフトウェアを定期的に更新する
サイバー犯罪者は、ソフトウェアベンダーがソフトウェアのアップデートを通じてバグを修正したり、セキュリティ上の欠陥にパッチを適用したりする前に、脆弱性を探して悪用します。ソフトウェアを定期的に、最新バージョンがリリースされ次第アップデートすると、サイバー犯罪者に標的とされてマルウェアでデバイスを感染させられる前に、セキュリティパッチが確実に更新されるようになります。
すべてのアカウントに強力でユニークなパスワードを使用する
パスワードは、インターネットプライバシーを守るための最初の防衛線です。同じパスワードを再利用したり、同じパスワードにバリエーションを加えたものを使用したりすると、サイバー攻撃の被害を受けやすくなります。これらのアカウントの 1 つに不正アクセスされると、同じパスワードを使用する他のすべてのアカウントも不正アクセスされる恐れが生じます。
アカウントごとに強力かつユニークなパスワードを設定すると、サイバー犯罪者がパスワードを侵害するのがはるかに困難になります。強力なパスワードを作成する最良の方法は、自分で作成するのではなく、ランダムパスワードジェネレーターを使用することです。
デジタルフットプリントに注意する
デジタルフットプリントは、インターネット上に存在するユーザー情報であり、インターネット活動の結果として生じるものです。自分のデジタルフットプリントを確認するには、まず自分の名前をグーグルで検索し、自分についての検索結果を調べます。
デジタルフットプリントを削減するには、未使用のアカウントを削除または無効にします。過去または現在の自宅の住所や、その他の機密情報が表示されているウェブサイトが存在することが判明した場合は、そのようなサイトに情報を削除してもらうための手順があります。これらのサイトの多くには、個人情報の削除を依頼する方法を掲載した FAQ ページがあります。
プライバシーポリシーを注意深く見直す
プライバシーポリシーは、組織が顧客データを収集、処理、保護、そして取り扱う方法を説明する法的声明です。ユーザーが新規にインターネットアカウントを開くと、これらのポリシーを確認して同意するよう求められます。ほとんどの人がこれらのプライバシーポリシーに目を通すことなく無条件に同意しますが、それに目を通して、組織が集める個人情報の種類や、集めた情報の使用方法を確認することは重要です。
これらのポリシーはいつでも更新できるため、少なくとも年に 1 回は見直して、個人情報の収集と利用方法に確実に合意することが推奨されます。
アプリトラッキングを許可しない
新しいアプリをダウンロードする際、アプリに収集される個人データの量に注意を払わないことが少なくありません。アプリトラッキングが許可されていると、アプリは他のアプリやウェブサイトでのユーザーの活動を監視することができます。インターネットプライバシーをコントロールしたければ、どのアプリが自分の行動をトラッキングできるかについて把握することが肝心です。
Appleユーザーは、アプリをダウンロードするとすぐにアプリトラッキングからオプトアウトできる新しい iOS 14.5 機能を利用して、より簡単にコントロールできるようになりました。他のデバイスの場合、この設定は各アプリごとに手動で検索してオプトアウトする必要があります。
SNSで過剰に共有しない
SNSで過剰に共有すると、インターネットプライバシーを侵害し、セキュリティを脅かす可能性があります。SNSで過剰に共有する傾向がユーザーにある場合、ソーシャルエンジニアリング攻撃が大きな懸念事項となります。ソーシャルエンジニアリング攻撃は、サイバー犯罪者が個人情報を取得するために巧妙な手口の使用を伴うものです。サイバー犯罪者は SNSを利用して、簡単にあなたの私生活に関する詳細情報を見つけ出し、パーソナライズされたフィッシングメールを作成して偽のリンクをクリックさせたり、悪意のある添付ファイルをダウンロードさせたりします。SNSを簡潔に保つことをお勧めします。共有される情報が少ないほど良いのです。
パスワードマネージャーを使用する
パスワードマネージャーは、アプリやオンラインサービス用のパスワードをユーザーが保存、保護、共有、管理できるようにするためのツールです。Keeperのようなパスワードマネージャーは、ゼロトラストとゼロ知識セキュリティで構築されており、ユーザーのデータに常に保護され、ユーザー本人だけがアクセスできます。
リンクをクリックする際は注意する
ランダムなリンクをクリックしたり、コンピューター、電話、さらにはスマートテレビでよく知らないウェブサイトにアクセスしたりすると、クレデンシャルなどの機密データを収集するように設計されたマルウェアに晒される可能性があります。リンクをクリックする前に必ずリンクにマウスを合わせて、リンクの URL が記載されているものと一致するかどうかを確認します。リンクチェッカーを使って、リンクが安全かどうかを確認することもできます。
ウイルス対策ソフトウェアやマルウェア対策ソフトウェアをインストールする
ウイルス対策ソフトの主な役割は、インターネットを閲覧中にデバイスが遭遇する可能性がある既知のウイルスやマルウェアから防御することです。このソフトウェアは、より新しいマルウェアの脅威を検知し除去するのに優れているため、マルウェア対策ソフトウェアと並行してインストールすることも重要なのです。
この種のソフトウェアが保護できるマルウェアのひとつはキーロガーです。これは、感染したメールを介してデバイスにインストールされ、キーストロークを記録してログイン認証情報やその他の機密情報を把握するものです。マルウェアやウイルスはインターネットのオンラインプライバシーに対する脅威です。それらに対抗する適切なツールを備えておくことが不可欠です。
まとめ:Keeperでインターネットプライバシーを保護
インターネットプライバシーを保護することは、個人情報をプライベートかつ安全に保つ上で非常に重要です。Keeperを使用すると、現在のパスワードを監査し、すべてのアカウントに複雑で強力な新しいパスワードを簡単に生成し、それらを暗号化されたパスワードストレージに保存できるため、ユーザー以外は誰もパスワードにアクセスできません。
この機会にKeeperパスワードマネージャーの無料30日間トライアル体験を試してみてはいかがでしょうか。