監査証跡とは、組織内でのすべてのアクションや操作の記
Facebookの広告に掲載された商品が非常に安価だと感じたり、画質の荒さや誤字脱字、明確なブランディングの欠如に気づいたりすることで、偽の広告を見抜くことができます。 Facebookの詐欺広告は、ユーザーを騙して個人情報を共有させたり、存在しない商品を購入させようと仕向けるものです。
ここでは、Facebookの詐欺広告に共通するよくある兆候、詐欺広告に騙されないようにする方法、詐欺広告に騙されてしまった場合の対処法について説明します。
蔓延するFacebook上の詐欺広告
Facebookだけでなく、インスタグラムなどでも蔓延する詐欺広告は、AIの発展により近年ますます巧妙化しており、多くのユーザーがその被害に遭っています。
これらの詐欺広告は、驚くほど安価な商品やありえないほどお得で、ユーザーの興味を引こうとします。偽の商品やサービスを提供することで、ユーザーを騙して個人情報を盗み取るのが目的です。
詐欺広告には、信じられないほどのディスカウントや、正規品に見える商品が掲載されていることがよくあります。これに誘惑されてクリックすると、偽のショッピングサイトに誘導され、クレジットカード番号や住所、メールアドレスなどの情報を入力させられることになります。これらの情報は詐欺師に悪用され、最悪の場合、結果として不正利用につながることもあります。
Facebookの広告が詐欺である兆候
Facebookの広告が詐欺かどうかを判断して、よくある詐欺の被害に遭わないようにする手段を紹介します。
非常に安価な製品
Facebookで非常に安価な商品を宣伝している広告は、その商品が本物でない可能性が高いです。
信じられないほど低価格な商品の広告は、ほとんどの場合、現実的ではありません。しかし詐欺師は、低価格が多くの人を引きつけ、詐欺の広告をクリックさせることを理解しています。このような偽広告をクリックすると、偽のショッピングサイトに誘導され、入力したクレジットカード番号やメールアドレスなどの情報が盗まれる危険があります。
詐欺師は、被害者の個人情報を悪用して身元盗難を行う可能性があるため、Facebookで非常に安い商品が掲載されている広告には注意し、クリックしないようにすることが重要です。
質の悪い画像
解像度が低い、あるいは素人が撮ったような写真や画像を使用している広告は、無断で第三者の写真を転載している可能性もあり、偽物である可能性が高いと言えます。 本物のFacebook広告は、鮮明で正確な情報を含む画像を表示します。
しかし、近年では、AIを使って鮮明にしている画像もあるので、それでも注意は必要です。
疑わしい画像や低画質の画像を使用するFacebookの広告は、決してクリックしてはなりません。正規の広告は、質が高い画像が使用されていない限り掲載されることはないからです。
誤字脱字や文法上の誤り
Facebookの詐欺広告の多くは、明らかな誤字脱字や文法的な誤りが含まれている場合に見破ることができます。 例えば、Facebookをスクロールしているときに目にする広告には、入力の打ち間違えや断片的な文章が含まれている場合があり、文が意味をなさなかったり不完全なようだったりすることがあります。 Facebookの広告で、簡単な単語が誤って書かれている場合、その広告は専門家ではなく詐欺師が作成したもので、ユーザーを騙してクリックさせようとしているものであることがわかります。
ユーザーからの反応が皆無に等しい
Facebook広告にエンゲージメントがほとんどない、あるいは全くない場合、その広告は本物ではないという兆候です。 ほとんどの場合、Facebookに広告を投稿する企業には、「いいね!」「コメント」「シェア」などのアクションをするユーザーが数多くいます。 見た目が正当な企業がエンゲージメントのない広告を掲載している場合、詐欺師が偽の広告を作成してユーザーにリンクをクリックさせようとしたものである可能性が大いにあります。あるいは、ユーザーがその広告を知り合いに共有することさえ企んでいるかもしれません。
明確なブランディングがない
通常、正規の企業の広告には、ブランドカラーやフォント、さらにはキャッチコピーなどを踏まえた明確なブランディングが取り入れられています。 広告が偽物であるというもう1つの兆候は、広告にブランドや会社名、ロゴが含まれてない場合です。 正規の会社が打ち出したFacebookの広告が、公式のブランディングと一致しない、あるいはブランディングが矛盾している場合は、偽物である可能性が高いと言えます。
Facebookの詐欺広告に騙されないようにするには
Facebookの詐欺広告に騙されるのを防ぐには、お得情報に注意すること、企業のウェブサイトを直接訪問すること、広告リンクの安全性を確認することを実施します。
うますぎる話には警戒する
Facebook広告を含み、本当だとは思えないほど良い話の多くは、たいてい本当ではありません。 Facebookの広告で、商品やサービスが思ったよりも非常に安い価格で宣伝されているのを目にした場合、これはその広告が偽物かもしれないという兆候です。 広告をクリックする前に必ずよく調べて、その情報が妥当あるいは合法なものかどうかを判断しましょう。
自分でウェブサイトに移動する
Facebookの広告をクリックすることが、お得情報を確認する最も簡単な方法のように思えるかもしれません。しかし、広告に貼られたリンクにマルウェアが含まれている可能性があるため、自分でその企業のウェブサイトを訪問することをお勧めします。 偽の広告をクリックすると、デバイスがマルウェアに感染し、サイバー犯罪者に個人情報が盗まれる恐れがあるのです。 また、自分で公式サイトにアクセスすることで、その会社が実際にそのキャンペーンを実施しているのかどうか、そしてFacebookの広告で見た商品を販売しているのかどうかを確かめることもできます。
広告ブロッカーの購入を検討する
オンラインで遭遇する広告の数を最小限に抑えるには、広告ブロッカーをダウンロードすると良いでしょう。 広告ブロッカーは通常ウェブブラウザを介して実行されるため、コンピュータでFacebookを閲覧する場合に役立ちます。 ウェブページがロードする間、広告ブロッカーは、ウェブページの要素に広告として問題があるかどうかをチェックします。 広告ブロッカーが広告を見つけた場合、その広告がブラウザでロードされて表示されるのを防ぎます。 広告ブロッカーを購入すると、広告が画面に読み込まれることがなくなるため、詐欺の広告に騙される確率がはるかに低くなります。
Facebookの詐欺広告に騙されてしまった場合の対処法
Facebookの詐欺広告をクリックしてクレジットカード番号などの個人情報を入力してしまった場合、返金や身元情報の保護のために直ちに実行すべきことがいくつかあります。
クレジットカード会社にその詐欺広告の取引を報告する
Facebookの詐欺広告経由で個人情報が盗まれたことがわかった場合、最初にすべきことはクレジットカード会社に連絡することです。クレジットカードの不正利用については、カードのアプリやウェブサイトで申告したり、カードの裏面に記載されている電話番号にかけて直接クレジットカード会社に連絡したりすることができます。詐欺広告が要求していた情報や、不正な請求額をクレジットカード会社に伝えましょう。これにより、現在のクレジットカードを停止し、新しいクレジットカードを発行してもらい、クレジットカード会社がその不正利用を調査してくれます。
パスワードを変更してMFAを有効にする
詐欺広告をクリックして誘導された偽ウェブサイトに、自分のオンラインアカウントのログイン認証情報を入力してしまった場合、直ちにパスワードを変更する必要があります。 パスワードを更新したら、追加の保護のために多要素認証 (MFA) も有効にすると良いでしょう。 MFAは、ユーザーにオンラインアカウントへのアクセスを許可する前に、別の認証形式の提示を求めるものです。 MFAを有効にすると、万が一詐欺師にユーザー名とパスワードを知られたとしても、アカウントにアクセスされることはありません。通常、MFA方式は、PIN、認証アプリからのコード、秘密の質問に対する独自の回答、指紋のような生体認証などであるためです。 詐欺師がユーザーのMFAを提示できなければ、そのユーザーのオンラインアカウントにアクセスすることはできません。
デバイスをスキャンしてマルウェアを検知する
詐欺広告をクリックしてしまったら、ウイルス対策ソフトウェアを使用してデバイスをスキャンし、マルウェアを検知すると良いでしょう。 ウイルス対策ソフトウェアの主な目的は、既知のウイルスやマルウェアがデバイスに感染するのを検知、阻止、削除することです。 ほとんどの詐欺広告は、ユーザーがクリックした後にマルウェアをデバイスにインストールします。そのため、デバイスをスキャンすることは、ユーザーのオンラインアクティビティがサイバー犯罪者に監視され、個人情報を盗まれているかどうかを判断する上で非常に重要です。 ウイルス対策ソフトウェアをダウンロードすると、無数にある既知のウイルスのデータベースをスキャンし、それらをデバイスのコンテンツと比較します。 一致するウイルスを見つけた場合、それがデバイスに感染する前に分離して削除します。
詐欺広告を発見したらFacebookに報告する
自分の資産やオンライン情報、デバイスを保護したら、詐欺広告をFacebookに報告する必要があります。 広告がまだ自分のフィードに表示される場合は、報告する広告の横にある三点リーダーをクリックし、[広告を報告]をクリックして、画面の指示に従ってください。 かなり後になるまでその広告が偽物だったことに気づかなかった場合でも、Meta広告ライブラリでその広告を報告できるはずです。 ここでは、その広告に関係するキーワードを[広告を検索]ボックスに入力します。 報告する広告が見つかるまでスクロールし、見つかった広告の横にある三点リーダーをクリックします。 [広告を報告]を選択し、指示に従ってください。 詐欺広告をFacebookに直接報告することは、これらの広告を削除し、他のユーザーがこのような詐欺の被害に遭うのを防ぐのに役立ちます。
まとめ:詐欺広告に騙されないようにしましょう
一般的に、広告がフィードに表示されるのは迷惑なものです。 しかし、Facebookなどのオンラインプラットフォーム上の詐欺広告は危険を伴うものであり、個人情報の盗難につながる恐れがあります。 詐欺広告の一般的な兆候を理解し、リンクの安全性を確認する前に広告をクリックしない、広告ブロッカーを購入して表示される広告の数を減らすなど、このような詐欺の被害に遭わないために取れる対策を知っておくことは重要なのです。