組織内の重要なアカウントを不適切に共有してしまうと、
はい、Google広告が詐欺である可能性はあります。 Google Ads Safety Report 2023年版によると、Googleは50億件を超える偽広告をブロックして削除し、1,300万件近くにのぼる広告主のアカウントを停止しました。 Googleのポリシーで偽広告は禁止されていますが、多くの偽広告は誰にも報告されなければ検知されないため、ユーザーが詐欺に騙されてしまう可能性があるのです。
ここでは、詐欺師がGoogle広告を悪用する手口と、偽広告に騙されないようにする方法、そして偽広告をGoogleに報告する方法について説明します。
詐欺師がGoogle広告を悪用する手口
サイバー犯罪者は、実際の企業の広告とほぼ同じに見える偽広告を作成してGoogleに掲載し、ユーザーを騙してクリックさせようとします。 ユーザーが偽のGoogle広告をクリックすると、正規の企業のウェブサイトに似たフィッシングサイトに誘導されます。 こうした、なりすましのフィッシングサイトの目的は、ユーザーのログイン認証情報やクレジットカード番号を入力させることです。これにより、サイバー犯罪者がユーザーの情報を盗み、それを利用して詐欺を犯すことが可能になります。
例えば、ユーザーがGoogleで「高級ハンドバッグ」を検索し、人気ブランドの財布のスポンサー広告が表示された場合、サイバー犯罪者が料金を支払って偽広告を表示させ、ユーザーがそれをクリックするように仕向けているのかもしれません。 ユーザーが正規ブランドの広告だと考えてクリックし、クレジットカード情報を入力して購入を完了した場合、ユーザーが商品を受け取ることはありません。それどころか、このフィッシング詐欺に引っかかったことで、サイバー犯罪者に個人情報も送信してしまうことになります。
Googleの広告詐欺に騙されないようにするには
偽のGoogleの広告に騙されないようにするには、主に2つの方法があります。広告のURLをダブルチェックすること、そしてうますぎる話には警戒することです。
1. 広告にカーソルを合わせてURLを確認する
コンピュータでGoogle検索をする場合は、広告をクリックせずにマウスを合わせ、URLの正当性を確認します。 広告のURLが正規企業のものと一致しない、あるいは著しい相違点がある場合は、その広告をクリックしてはなりません。クリックすると、フィッシング詐欺サイトにつながる可能性があるためです。 広告をクリックする前にマウスを合わせることで、こうした偽広告詐欺の被害に遭う可能性を減らすことができます。

2. うますぎる話には疑ってかかる
ずっと欲しいと思っていた商品やサービスが、低価格で提供されているのを見つけると嬉しいものですが、信じがたいほどお得な情報をクリックする前に常に警戒するべきです。 このようなお得情報は、概して詐欺です。サイバー犯罪者は、ユーザーがオンラインショッピングをする際は、より安い品物を買おうとしてクレジットカード番号などの個人情報を入力する可能性が高いことを知っているからです。 こうした安価なアイテムを宣伝する偽広告に騙されて、自分のプライベートな金融機関の情報などを違法なウェブサイトに入力してしまうと、その情報がサイバー犯罪者の手に渡る可能性があります。 さらに、いつの間にかマルウェアがデバイスに感染していることがあり、さらに多くの個人データが盗まれることになる場合もあるのです。 マルウェアは、ユーザーが正当ではないウェブサイトをクリックした、あるいはそのようなサイトに個人情報を入力した後にデバイスにインストールされるソフトウェアの一種で、データを盗んだりユーザーのアクティビティを監視したりすることができるものです。 偽であることが疑われる不審なGoogle広告をクリックするのではなく、自分でその会社の公式サイトにアクセスし、欲しい製品が実際にその広告価格で販売されているかどうかを確認しましょう。
不審な広告をGoogleに報告する方法
Googleがすべての偽広告を常に検知できるわけではないため、ユーザーが不審なまたは違法なGoogle広告を直ちに報告して、自分自身や他のユーザーをオンライン上で保護することが重要です。 Googleサービスで偽のGoogle広告が表示された場合、広告上の「その他」または「情報」を選択し、「広告を報告」をタップします。 Googleアカウントにログインしていない場合は、メールアドレスを入力し、広告を報告する理由を選択します。
フォームに入力して偽広告を報告し、体験したことを詳しく説明します。 フォームに入力して送信すると、確認メールが届きます。Googleは、受け取った報告のレビューを行い、その広告に関する次の対応策を決定します。
Google広告詐欺から身を守りましょう
Googleの偽広告は、正規の広告と非常に良く似ているため、違いを見分けるのが難しいかもしれません。 しかし、広告のURLにマウスを合わせたり、うますぎる話には警戒したりすることで、Google広告詐欺に騙されないようにすることが可能です。
広告が偽物であることに気付いたり、不審に思えたりしたら、Googleに報告して他のユーザーが詐欺に遭うことがないようにしましょう。