経済産業省は、サプライチェーン全体の安全性を確保する
更新日: 2025年2月11日
ホテルで提供される無料の公共Wi-Fiには、安全性のリスクが伴います。
公共Wi-Fiは、個人情報やデータセキュリティにとってあらゆるサイバー攻撃の脅威をもたらす可能性があります。
特に問題なのは、ホテルのWi-Fiが誰でも簡単にアクセスできる環境になっていることです。ロビーや共用スペースにいる人はもちろん、ホテルの近隣にいる第三者でもネットワークに接続できる可能性があります。このような公共Wi-Fiの危険性として、中間者攻撃(Man-in-the-Middle attack)やパケットスニッフィング(データの盗聴)といったサイバー攻撃の標的になりやすい点が挙げられます。
そこで、今回はホテルで無防備な公共のWi-Fi を使用するのを避けるべき理由や使わざるを得ない場合に安全に利用する方法についての詳細を解説します。
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ホテルでの公共Wi-Fiの危険性と避けるべき理由
ホテルの無料Wi-Fiは利便性が高い一方で、サイバー犯罪の標的になりやすい危険な環境でもあります。特に、適切なセキュリティ対策が講じられていないネットワークでは、個人情報の漏えいやサイバー攻撃のリスクが高まります。
ここでは、ホテルのフリーWi-Fiに潜む主なサイバー攻撃の脅威について詳しく解説します。
サイバーセキュリティ対策が不十分なホテルWi-Fi
特に問題となるのは、ホテルのWi-Fiがパスワード不要、または簡単に入手できる形式で提供されることが多い点でサイバーセキュリティ対策されていないことです。誰でもアクセスできるため、宿泊客だけでなく、ロビーや共用スペースにいる第三者、さらにはホテルの近隣にいる人物までもがネットワークに接続できる可能性があります。適切なセキュリティ管理が行われていない場合、こうした無防備な環境がサイバー犯罪者にとって格好の標的となります。
また、暗号化されていないネットワークでは、通信内容が簡単に傍受される可能性があります。例えば、ホテルのWi-Fiを利用してメールを送信したり、オンラインで買い物をしたりする際に、ログイン情報やクレジットカード番号が盗まれるリスクがあります。さらに、公共Wi-Fiに接続すると、同じネットワークを利用する他のユーザーからデバイスに直接アクセスされる危険性もあり、悪意のある攻撃者が不正なプログラムを仕掛ける可能性も考えられます。
中間者攻撃
中間者攻撃(MITM)とは、通信の送信者と受信者の間にサイバー犯罪者が割り込み、データを傍受・改ざんする攻撃手法です。例えば、あなたがホテルのWi-Fiを利用して銀行のオンラインサービスにアクセスしようとすると、攻撃者が通信の途中に入り込み、ログイン情報を盗み取ることがあります。このような攻撃は、ネットワークが暗号化されていない場合や、不正なアクセスポイントが設置されている環境で特に発生しやすくなります。
さらに危険なのは、攻撃者がWi-Fiの名称を本物とそっくりに偽装した「なりすましWi-Fi」を設置するケースです。例えば、ホテルのWi-Fiが「Hotel_WiFi」という名前で提供されている場合、サイバー犯罪者が「Hotel_Guest_WiFi」といった似た名前の偽Wi-Fiを作成し、宿泊客を騙して接続させることがあります。これにより、ユーザーが入力したパスワードやクレジットカード情報がそのまま攻撃者の手に渡ってしまうような手口を仕掛けてきます。
マルウェア
マルウェアとは、サイバー犯罪者がユーザーのデバイスに侵入するために使用する悪意のあるソフトウェアのことです。特に、セキュリティ対策が施されていない公共Wi-Fiでは、マルウェアの脅威が高まります。
サイバー犯罪者は、ホテルのWi-Fiを利用している人のデバイスをターゲットにし、マルウェアを仕込むことで機密情報を盗み出すことができます。例えば、同じWi-Fiネットワークに接続しているだけで、攻撃者がバックドア型のマルウェアを送り込み、デバイスを遠隔操作できる状態にするケースもあります。一度感染すると、銀行口座の情報やメールのやり取り、パスワードなどが盗まれ、不正アクセスや金銭的な被害につながる可能性があります。
さらに、悪意のあるポップアップ広告を表示し、クリックするとマルウェアがインストールされるケースもあります。無料Wi-Fiを利用していると、「ウイルスに感染しました」などの偽警告を表示し、ユーザーが不用意にセキュリティソフトをダウンロードさせる手口もよく見られます。このような手法に引っかかると、デバイスが完全に攻撃者のコントロール下に置かれてしまうこともあります。
ルーターハッキング
ルーターハッキングとは、サイバー犯罪者がホテルのWi-Fiルーターに侵入し、ネットワーク全体を制御することで、機密情報を盗み取る攻撃です。特に、古いルーターや初期設定のまま放置されたルーターは攻撃の標的になりやすく、一度ハッキングされると、そのネットワークを利用するすべてのデバイスが危険にさらされます。
攻撃者は、ルーターを操作してネットワークの通信をすべて監視したり、悪意のあるソフトウェアを拡散させたりすることができます。例えば、宿泊客がウェブサイトにアクセスすると、自動的に不正なサイトにリダイレクトされ、フィッシング詐欺の被害に遭うこともあります。また、DNS(ドメインネームシステム)を改ざんすることで、正規のサイトにアクセスしようとしても、攻撃者が用意した偽のサイトへ誘導され、ログイン情報が盗まれる危険性もあります。
ホテルのフリーWi-Fiを使う上で確認しておくべきこと
ここでは、ホテルのフリーWi-Fiを使う上で確認しておくべきことをご紹介します。
正式な接続先か確認する
よくあるのが、ホテルや空港などの無料のフリーWi-Fiになりすました偽物のアクセスポイントをサイバー犯罪者は忍ばせていることがあります。
そこで、利用するホテルのフリーWi-Fiの信頼性を確認することが重要です。チェックインの際に、ホテルのフロントデスクや公式ウェブサイトから提供されるWi-Fiの詳細を確認しましょう。
具体的には、正確なネットワーク名(SSID)とパスワードを確認し、ホテルが提供する正規のネットワークに接続するようにします。
フリーWi-Fiにて個人情報を入力する作業は避ける
ホテルなどの無料のフリーWi-Fiを利用する際には、個人情報の取り扱いに注意が必要です。オンラインで個人情報やクレジットカード情報を入力する際には特に注意し、銀行取引やオンラインショッピングは避けた方が安全です。また、ウェブサイトのURLが「https://」で始まっていることを確認し、暗号化された通信を使用しているかどうかを確認することも重要です。これにより、データの盗聴リスクを軽減できます。
デバイスの自動接続設定がオフになっているか確認する
ホテルのフリーWi-Fiを利用する際には、デバイスの自動接続設定がオフになっているか確認することが非常に重要です。自動接続機能がオンになっていると、デバイスが近くのWi-Fiネットワークに自動的に接続してしまうため、セキュリティリスクが高まります。
そのため、自動接続設定を確認しましょう。
また、利用が終わったら必ずログアウトし、セッションを完全に終了させることが大切です。さらに、Wi-Fiを使用しないときはデバイスのWi-Fi機能をオフにしておくことで、バッテリーの節約とともにセキュリティを向上させることができます。
無料のホテルWi-Fiを安全に利用する対策と方法
ホテルのWi-Fiは使わないのが最も安全ですが、出張や旅行でやむを得ず利用する場面もあります。その場合、適切なセキュリティ対策を実施することで、サイバー犯罪のリスクを軽減できます。ここでは、ホテルの無料Wi-Fiを安全に利用するために実践すべき方法を詳しく解説します。
VPN を利用する
VPN(仮想プライベートネットワーク)を使用すると、デバイスとインターネットの間の通信が暗号化され、第三者によるデータの傍受を防ぐことができます。特に、ホテルのWi-Fiは暗号化が十分でないことが多く、中間者攻撃(MITM攻撃)によって通信内容を盗み取られるリスクが存在します。しかし、VPNを活用すれば、データが暗号化されるため、通信の安全性が大幅に向上します。さらに、VPNは利用者の実際のIPアドレスを隠し、オンラインでの活動を匿名化することで、ユーザーのプライバシーを守ります。公共のWi-Fiはセキュリティが弱い傾向にありますが、VPNを利用することでより安全な接続が確立され、プライバシーやデータの安全性が向上します。
URL を確認する
ホテル Wi-Fi を利用する際は、クリックする前にすべての URL を確認することが重要です。フィッシングと呼ばれる不審なメールやテキストメッセージからリンクを受け取った場合は特に注意が必要となります。 フィッシングとは、被害者を騙して機密情報を開示させることを目的としたソーシャルエンジニアリング攻撃です。 フィッシング攻撃は、信頼できるソースからの電子メールやテキストメッセージを装うことが多くあります。 このようなメールやメッセージには、マルウェア感染のきっかけとなるリンクが含まれていることが多く、最終的には自分の機密データが盗まれることにつながってしまいます。
リンクをクリックする前に、URL の先頭に「https」が含まれていることを確認すべきです。 これは、クリックするサイトが安全であることを確認するためのものです。
MFA を有効にする
多要素認証(MFA)とは、アカウントへのログインを許可する前に、自分の身元を確認するための様々な形式の認証メソッドです。 本人であることが確認できるまでは誰も自分のアカウントにアクセスできないようにすることができるので、MFA を導入することは非常に有益です。
アカウントに強力な独自のパスワードを使用する
MFA と共に、各アカウントに強力な独自のパスワードが設定されていることを確認する必要があります。 これを行う簡単な方法として、強力なパスワードを生成するのに役立つランダムパスワードジェネレーターを使用することがあります。
また、Keeper のようなパスワードマネージャーを使用して、クレデンシャルを保管することもできるので、自分ですべてを覚えておく必要はありません。 さらに良いことに、Keeper Password Manager は、自分に代わり新しいパスワードを生成してくれて、それを保存すると直接ボルトに保管できます。 パスワードマネージャーは、あなた代わって面倒な作業をすべて行いますので、自分で行う必要がなくなります。
ホテル Wi-Fi を使用して、センシティブなアカウントにログインしないようにする
無防備な Wi-Fi を使用する場合、銀行口座や仕事のアカウントなど、自分の機密情報が含まれるアカウントにログインしないようにすることが重要です。 なぜなら、ホテルの Wi-Fi ネットワーク上の誰もが自分のアカウントにアクセスして機密情報を閲覧したり、ID を盗んだり、その他の情報にアクセスする可能性があるためです。
サイバー犯罪者は、無防備な Wi-Fi を使用することであなたの情報を簡単に手に入れることができてしまうので、使用中はセンシティブなアカウントにログインしないようにすることが最も安全です。
ファイアウォールをインストールし、有効にする
ファイアウォールは、ハードウェアまたはソフトウェアのいずれかを使用するセキュリティデバイスです。 ファイアウォールは、システムへのアクセス試行を監視し、認識できないソースからの受信トラフィックをブロックすることで、不正なアクセスからコンピュータネットワークを保護するのに役立ちます。
ファイアウォールは、トラフィックを監視し、機密情報がサイバー犯罪者にアクセスされてしまうを防ぐことができるため、あらゆる種類の公共 Wi-Fi を使用する際に非常に役立ちます。
まとめ:無防備な無料のフリーWi-Fi を安全に利用しましょう
無防備な Wi-Fi ネットワークを使用することは、セキュリティにリスクをもたらすということを理解しておくことが重要です。そのため、サイバーセキュリティソリューションを日常生活に取り入れ、常にサイバーセキュリティのベストプラクティスに従うことが重要となります。 また、使わなくでも平気なのであれば、無防備な公共 Wi-Fi を使用しないことも重要です。
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