経済産業省は、サプライチェーン全体の安全性を確保する
デビットカード情報を盗まれたり、あなたになりすました誰かに使われたりすることは精神的な苦痛であり、あなたの資産やアイデンティティが傷つけられる恐れがあります。 デビットカード詐欺の被害に遭わないようにするには、銀行口座を強力なパスワードで保護し、商品を購入する際はクレジットカードを使用し、フィッシング詐欺などに注意するなどの対策を講じることが必要です。
ここでは、デビットカード詐欺とは何か、そしてデビットカード詐欺の防止対策について詳しく説明します。
デビットカード詐欺とは?
デビットカード詐欺は、第三者がカード利用者の知らないところで、あるいは許可なくデビットカードを使用することで発生します。 財布を紛失したり盗まれたりすると、カードが不正アクセスされる可能性があります。 被害者のデビットカード情報を盗んだサイバー犯罪者は、そのカードを使用して店舗やオンラインで品物を購入したり、ATMから預金を引き出したりするかもしれません。
デビットカード詐欺を防ぐには
財布を紛失したり、デビットカードを盗まれたりすることは必ずしも防げるわけではないかもしれませんが、デビットカード詐欺の被害に遭う確率を減らす方法はいくつかあります。
1. 銀行口座を保護する
銀行口座には、預金だけではなく重要な個人情報も保管されているため、強力なパスワードの設定と多要素認証 (MFA) の有効化で銀行口座を保護することが重要です。 銀行口座には、大文字と小文字、数字、記号を組み合わせることで長さと複雑さの要件を満たした、少なくとも16文字からなる強力なパスワードが必要です。 強力なパスワードの使用に加えてMFAを有効にすると、銀行口座を安全に保つことができます。MFAは、銀行口座にアクセスする人全員に対して追加の認証形式を要求するためです。 サイバー犯罪者は、ユーザー名とパスワードの他にPINコード、秘密の質問への回答、認証アプリからのコード、銀行口座にアクセスするための指紋などを提供できる必要があります。
2. デビットカードの代わりにクレジットカードを使用する
オンラインショッピングをする際は、デビットカードではなくクレジットカードを使用しましょう。詐欺防止の観点ではクレジットカードの方が優れているためです。 サイバー犯罪者があなたのデビットカード情報にアクセスし、その情報を使ってオンラインで買い物をすると、その代金はあなたの銀行口座から直接支払われることになるのです。 デビットカードではなくクレジットカード情報が盗まれて、サイバー犯罪者に不正使用された場合は、カードを発行する金融機関が不正請求額を返金する可能性が高くなります。その損害額が口座から直接支払われるものではないためです。 クレジットカードとデビットカードのいずれの方法で支払う場合も、信頼できる正規のウェブサイトでのみ購入し、データ漏洩が発生した場合はその会社のウェブサイトにカード情報を保存しないようにしましょう。
3. フィッシング詐欺に注意する
カード利用者が、フィッシング詐欺に引っかかってデビットカード情報を明かしてしまう可能性が考えられます。 サイバー犯罪者は、カード利用者の知り合いや企業に成りすまし、パスワードやカード情報のような個人的な情報を明かすように仕向けることがあります。 例えば、サイバー犯罪者が銀行を装ってカード所有者にメールを送り、口座を閉鎖すると脅してメール内のリンクをクリックさせ、デビットカード情報を入力させるよう迫る場合などです。 メールを送られたカード利用者はパニックに陥り、デビットカード情報を入力して自分の預金を保護しようとするかもしれません。ところが、実際にはサイバー犯罪者に自分の機微情報を直接送信してしまったことになるのです。 このようなフィッシング詐欺では、サイバー犯罪者が正規のサイトとそっくりな外観の偽サイトを作成し、被害者を騙して情報を入力するように仕向けます。 銀行からデビットカード情報を明かすよう脅迫するメールや電話を受信した場合、それは詐欺だとすぐに理解するべきです。 顧客から最初に連絡がない限り、銀行がメッセージを送ったり電話をかけてきたりすることはありません。
4. 取引通知の受け取りを有効にする
銀行ごとに設定方法は異なりますが、取引通知の受け取りを有効にして、デビットカードで購入するたびに通知を受け取るようにしましょう。 一般的に、銀行口座のウェブサイトには、アラートや通知を設定するページがあるはずです。 どのカードに対して通知を受け取るかを選択し、希望する通知方法 (メール、SMS、プッシュ通知) を選びます。 一旦これらの通知を設定すると、誰かがカード利用者の許可なくデビットカードを使用した場合、すぐに通知が届くようになります。
5. スキマーを検知する方法を身につける
ATMやカードリーダーにデビットカードを挿入する際にはご注意ください。カードスキマーが潜んでいる可能性があるためです。 クレジットカードスキマーは、利用者のカード情報を盗んで詐欺を行おうと企む人物が、カードリーダーの上に取り付けるものです。 支払い時にデビットカードをスライドさせると、クレジットカードスキマーがカード情報を処理し、カードの名義人名、カード番号、有効期限、セキュリティコードを保存します。 カードスキマーを検知するには、セキュリティーシールの改ざん、カードリーダー装置の位置ずれ、カードリーダー装置の緩み、または近くにある別のカードリーダーとの外観の違いを確認します。 デビットカードを挿入して支払いや出金をする前に、スキマーが設置されていないかどうか確かめましょう。ガソリンスタンドやスーパー、銀行以外のATMなどでは、特にご注意ください。
6. 物理的なカードを安全な場所に保管する
デビットカードの紛失や盗難を防ぐために、カードは必ず安全に保管しましょう。 物理的なデビットカードを安全に保つには、いくつかの方法があります。
- 支払いに使用するとわかっている場合以外は、カードを自宅に置いておく。
- デビットカードを車や家の窓から見える場所には置かない。
- 商品の購入にデビットカードをよく利用する場合は、カードの紛失や盗難に遭った場合に備えて、預金の大半を当座預金ではなく普通預金に預けるようにする。
- デビットカードを携帯電話のデジタルウォレットにリンクして物理的なカードを使わないようにすることで、カードがスキミングされる可能性を減らす。
物理的なデビットカードを安全な場所に保管して紛失や盗難を防ぐだけでなく、カードがダークウェブで販売されて、詐欺や個人情報の窃盗を犯す恐れのある人物の手に渡らないようにすることが重要です。
7. カードの紛失や盗難を直ちに報告する
デビットカードを紛失したり盗まれたりした場合は、直ちに銀行に報告する必要があります。 モバイルアプリや電話で銀行に連絡し、銀行がサポートできるように状況を説明する必要があります。 銀行は、デビットカードの不正使用を防止するために既存のカードを停止し、再発行したカードを送付すると考えられます。 カードの紛失や盗難を報告する際に最も重要なことは、被害に気付いたらすぐに行うことです。 紛失したデビットカードについて報告するのに時間がかかればかかるほど、不正利用に費やされたお金を銀行が補償する確率は低くなります。
8. 不審なATMの使用を避ける
疑わしいATMを使用する際には、デビットカードがスキミングされる危険性以外にも注意を払う必要があります。 ATMを使う際に注意すべき点は、以下の通りです。
- 可能な場合は屋内のATMを使用する (屋外に設置されたATMは、犯罪者にクレジットカードスキマーを装着されやすいため)。
- カードリーダーが安全に取り付けられており、セキュリティシールが改ざんされていない場合のみATMを使用する。
- ATMのキーパッドの厚さを確認する (誰かが別のキーパッドを被せて暗証番号を盗み取ろうとしている可能性があるため)。
- 小型カメラや隠しカメラがATMに設置されていないことを確認する (暗証番号を入力する様子を監視される恐れがあるため)。
9. 非接触型 (コンタクトレス) 決済を使用する
デビットカードを保護する優れた方法は、それを物理的に使用しないことです。 Apple Pay、Google Pay、Samsung Payなどの非接触型決済は、商品を購入するたびにカード情報を暗号化することで、さらなるセキュリティ対策を提供するものです。 デビットカードを物理的に使用する代わりに携帯電話にカード情報を保存することで、物理的なカードの紛失や盗難の可能性を減らし、デビットカードのセキュリティを向上させます。 非接触型決済のもう1つの方法は、カードを装置に挿入するのではなくタップすることです。これを行えば、クレジットカードのスキミングの被害に遭うことはありません。 非接触型決済は便利なだけではなく、支払いに費やす時間やデビットカード情報が盗まれる可能性も最小限に抑えます。
10. 銀行明細書を定期的に確認する
銀行の明細書を頻繁に確認すると、デビットカードに不審な取引があった場合にすぐにわかります。 身に覚えのない取引や不正取引がないかどうか口座をよく確認し、不審な取引が認められた場合は銀行に連絡できるようにしましょう。 銀行の明細書に注意深く目を通すことは、詐欺や個人情報の盗難の被害から身を守るのに役立ちます。
デビットカードは詐欺から保護されてるのか
デビットカードは、クレジットカードに比べて詐欺からの保護が限られているため、失ったお金を取り戻す可能性を高めるためには、詐欺を直ちに報告することが重要です。 不正利用が発覚してから2営業日以内に銀行に報告した場合、銀行が資金を回収するサポートを提供できる可能性が高くなります。 しかし、詐欺を報告するまでに時間がかかった場合は、デビットカードで不正利用された金額に対する支払い責任を負わされる可能性が高くなります。 このため、銀行明細書を定期的に確認し、不正行為が認められた場合は直ちに銀行にその不正利用について知らせることが不可欠なのです。
デビットカード詐欺から身を守りましょう
デビットカードには個人情報や保存されており、預貯金にアクセスするためのものであるため、カードが詐欺に使われないように保護することが重要です。 デビットカードを安全に保つ簡単な方法は、銀行口座を強力なパスワードで保護することです。 Keeperパスワードマネージャーにはパスワードジェネレーターが内蔵されており、すべてのアカウント用にユニークで複雑なパスワードを作成し、それらを暗号化されたボルトに保存します。
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