ボルトの利用者はすべてのシークレットを一元的に管理す
特権アクセス管理 (PAM) は中小企業が機密システム、管理者アカウント、基幹業務アプリケーションへのアクセスを制御、監視、保護する役割を果たします。 ITやセキュリティ業務に多数の人材を投入できなくても、認証情報の窃取、過度な権限付与、不正アクセスのリスクを軽減できるようにします。
現在、中小企業はサイバー攻撃の主要ターゲット層となっており、 IT人員・リソース不足、認証情報の共有、アクセスの権限者と対象に対する貧弱な統制といった中小企業にありがちな弱点につけこまれています。 Keeper Securityは、あらゆる規模の組織がこうした弱点をカバーするための機能を備えています。特に見過ごされがちなセキュリティ領域であるPAMはその代表的なものです。
PAMはかなり前から大企業にとって標準的なソリューションとして定着していますが、 中小企業にとっても同様に重要である一方で、一般に認識されているほど、実装は複雑ではありません。
「小規模すぎて、標的にならない」という思い込み
この思い込みは、中小企業のセキュリティを危険にさらす主因と言えます。
現実には、規模の小さな組織はアクセスルールが厳格に運用されていないため、侵害しやすい傾向にあります。例えば、管理者パスワードが共有されている、従業員退職時にアクセス権の取り消し手続きが実施されていない、アクセスに関する監査証跡 (誰がいつ何にアクセスしたか) が保持されないといった習慣が攻撃者につけこまれています。 詳しくは当社ブログ記事「PAMは中小企業に適しているか?それとも大企業だけのもの?」をご覧ください。
こうした脆弱な運用態勢の行き着く先は、深刻な被害にほかなりません。 管理者アカウントが1つ侵害されただけで、ネットワーク、顧客データ、金融システム、クラウドサービスのすべてへのアクセス権が攻撃者の手に渡る危険性があります。 この規模でのセキュリティ侵害が起これば、中小企業は存亡の危機に立たされます。
中小企業がよくさらされる特権アクセスのリスク
ほとんどの中小企業 (SMB) は、特権アクセスに関して次のような同じ盲点を抱えています。
- 認証情報が共有される。 複数の数のユーザーが同じ管理者用認証情報を使い回していると、誰が何を行ったかを把握できなくなります。また、退職者のアクセス権の取り消し手続きは手作業となるため、ミスが起きやすくなります。
- ロールベースでアクセス権が付与されない。 「万一」の必要時に備えて、アクセス権を過剰にユーザーに付与する行為は、攻撃対象領域が大幅に拡大する原因となります。
- セッションが監視されない。 特権セッションの状況を把握できないと、異常な行動をすぐ検知できないため、気付いたときには手遅れとなります。
- 退職手続きが不十分。 退職した従業員が基幹システムへのアクセス権を保持し続けることは、最もよく見受けられる内部リスクです。
中小企業 (SMB) に最適な特権アクセスの管理方法
大局的なサイバーセキュリティ戦略に特権アクセス権の保護を盛り込むうえで、PAMは中小企業 (SMB) が導入すべきサイバーセキュリティツールの1つとなっています。その主な機能には次のようなものがあります。
- 安全なパスワードボルトが認証情報の保管場所兼自動入力ツールとなり、危険なパスワードの共有習慣を一掃できます
- ロールベースのアクセス制御 (RBAC) により、各チームメンバーのアクセス権限はそれぞれの役割に必要な範囲に限定されます
- 監査ログにどのユーザーがいつ何にアクセスしたかが記録されます
- セッション監視と録画機能により、リモートアクセスやクラウド管理パネルなどのリスクの高い接続を保護します
中小企業がPAMを導入する方法
中小企業がPAMを実装する際によく課題となるのが、どこから取りかかったらよいかわからない点です。 そこで、次の活動を起点にすることをお勧めします。
- 現在のアクセスを精査する。 管理者などの特権的なアクセス権限を伴うシステム、ツール、アカウントの一覧を作成すると、 予想外の実態が浮き彫りになる可能性があります。
- 共有されている認証情報を特定する。 複数のユーザーがパスワードを共有している状態は、時限爆弾を抱えているようなものです。 共有は即刻止めて、中小企業向けパスワードマネージャーのボルトに保存される個別の認証情報に置き換えましょう。
- 最小権限を適用する。 アクセス権の運用実態を見直し、日常業務に不要な権限は削除しましょう。
- ログ機能を有効にする。 監査ログの作成ツールはベーシックなものであっても不審な活動の検知と対応に役立ちます。
- 退職手続きを自動化する。 従業員の退職手続きにアクセス権の失効を組み込んでおけば、対応が後手に回ることはなくなります。
中小企業がKeeperPAMを導入するメリット
KeeperPAMは、安全なパスワードボルト、ロールベースアクセス制御 (RBAC)、セッションの監視と録画、監査ログの作成機能をすべて兼ね備えるプラットフォームです。大企業と同レベルの保護を、シンプルな設計とお手頃なコストで提供します。
中小企業向けPAMの導入には、大規模なITチームや数か月に渡る計画が必要だと誤解されがちですが、 KeeperPAMはこうした制約とは無縁です。Keeperの導入準備スペシャリストが初期段階から組織と連携し、数時間から数日以内に運用を開始できるよう支援します。
PAMを初めて導入する場合でも、既存のソリューションを置き換える場合でも、あらゆる段階で専門家によるガイダンスを利用できます。
もはや、PAMは中小期限にとって贅沢品や将来検討すべきソリューションではなくなっています。 長期的な損害につながる可能性の高い攻撃から重要なアカウントを保護する基礎的なセキュリティ層にほかなりません。 規模の大小を問わず、適切なツールを選べば、複雑さや過度の負担を伴わずにPAMを導入できます。
特権アクセスを管理し始めるには、KeeperPAMの無料トライアルを開始するか、デモをリクエストしましょう。KeeperPAMの実際の動作をご体験いただけます。