Keeperと1Passwordは、セキュリティ業界
KeeperとBitwardenは、パスワードマネージャーの中でよく知られるツールでどちらも評価されています。
KeeperとBitwardenの違いは、単なるパスワードマネージャーとしての機能だけではありません。どちらのパスワードマネージャーも個人ユーザー、ファミリーユーザー、エンタープライズ用と様々なユーザーに向けたプロダクトがありますが、その中でも、Keeperはダーク ウェブモニタリングやチームや組織内での共有、SSOの統合などビジネスユーザーやエンタープライズにおいて圧倒的に優れている製品です。
このブログでは、どのようにそれぞれのパスワードマネージャーが優れているのか、どのようなパスワードマネージャーがあなたに最適なのかご紹介します。
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Keeper vs Bitwarden比較
パスワードマネージャーのKeeperとBitwardenの多く質問やレビューにもある項目を元に、比較をご紹介します。
パスワードマネージャーを探している企業や個人は、機能面や使いやすさなどあらゆる面で比較したいと考えているかと思います。
ここでは、よくある質問や、比較検討される項目を中心にわかりやすくご紹介します。
導入のしやすさ
どんなに製品が優れていても、組織の環境に沿って簡単に導入できるかは大切な項目になります。
特に、組織内での導入のしやすさについては、Keeperが一歩優れていると言えるでしょう。
特徴 | Keeper | Bitwarden |
---|---|---|
導入のしやすさ | 迅速で簡単に導入できる |
自己ホスティングは時間がかかり、使いづらい |
データへのアクセス制御 | IT管理者が物理的アクセスを完全に管理可能 | 自己ホスティングでは高度な技術が必要 |
Keeperは迅速で簡単に導入でき、安全で直感的な使い勝手が特徴です。全てのアプリケーションはデバイス上で暗号化を行い、クラウドベースでの利便性も確保されています。そのため、IT管理者はデータへの物理的アクセスを完全に管理でき、プラットフォームや利用モデルの制限も自由に設定できます。
一方、Bitwardenはクラウドソリューションを提供していますが、Bitwardenの自己ホスティングオプションは時間がかかり、使いづらいです。サーバーやデータベース、セキュリティ対策などの必要なインフラを設定し、維持するには、高度な技術的知識と専門知識が必要です。
セキュリティと認証
大切な機密情報を扱う上で、セキュリティと認証の比較は重要な項目になります。
項目 | Keeper | Bitwarden |
---|---|---|
SOC 2認証 | 業界最長の期間で保持 |
– |
ISO準拠 | ISO 27001、27017、27018に準拠 | – |
FedRAMP/StateRAMP認証 | 認定を受けている | – |
クラウドインフラ | 米国、カナダ、日本、オーストラリア、EU、GovCloudなど | 米国、ヨーロッパのみ利用可能 |
Keeperは、業界で最も長くSOC 2認証を維持しており、ISO 27001、27017、27018の規格に準拠しています。また、FedRAMPとStateRAMPの認定も受けています。
さらに、Keeperは、FIPS 140-2標準に基づき、NISTの暗号モジュール検証プログラム(CMVP)によって認定・検証された暗号技術を使用しています。
一方、BitwardenはFedRAMPやStateRAMPの認証を受けておらず、現時点ではFIPS認証も取得していません。また、BitwardenのクラウドはMicrosoft Azure上でホストされており、利用可能な地域は米国とヨーロッパに限られており、セキュリティと認証の項目ではかなり限定的です。
KeeperのデータセンターはAmazon Web Services (AWS) を利用しており、米国、ヨーロッパ、オーストラリア、GovCloud (米国)、日本、カナダなどの地域にあるKeeperの既存のグローバルデータセンターネットワーク上に構築されています。
これにより、お客様は完全に隔離されたゼロ知識のサイバーセキュリティソリューションを使用して、選択した場所でクラウドストレージとデータをホストできるようになります。
価格
比較項目 | Keeper | Bitwarden |
---|---|---|
個人プラン | 4,000円/年(税抜) | $10/年 (税抜) |
ファミリープラン | 8,000円/年 (税抜) | $40/年 (税抜) |
ビジネスプラン | 5,000円/ユーザー/年より(税抜) | $48/ユーザー/年(税抜) |
※1: Bitwardenは米ドルでの請求となり、円ではないためトランザクションフィーなど追加で請求されます
※2: 価格は2024年10月時点のものであり、各社の条件により変更される場合があります
Bitwardenはほぼ無料で使えるプランもあり、個人で使いたいユーザーには嬉しい価格帯です。しかし、ビジネス用やエンタープライズ用のパスワードマネージャーとしては、複雑性や使いにくさなどの低価格の裏にあらゆる障壁があります。
Bitwardenは、ドル換算で請求するため常に手数料などをついてしまいますが、Keeperは日本にも支社があり、円での決済が可能です。
Keeperは、個人ユーザーやファミリーユーザー、ビジネスユーザー、エンタープライズ向けまでしっかりしたセキュリティであらゆるデータを守ります。
サポート品質
KeeperとBitwardenは違いがあり、Keeperのサポート品質において、日本語フレンドリーな部分です。
Bitwardenでは、日本語の詳細なヘルプドキュメントやチュートリアル動画も少ないのに対し、Keeperでは、日本語の詳細なヘルプドキュメントやチュートリアル動画も充実しています。
ITレビューでのレビューもKeeperが4.1なのに対し、Bitwardenはサポート品質に関するレビューなしの状況です。
ダークウェブモニタリング
近年、個人情報漏洩のインシデントが増えている中で、ダークウェブモニタリングの機能のような常に自分や組織の個人情報の漏洩に関するアラート機能は重要になってきています。
機能 | Keeper | Bitwarden |
---|---|---|
パスワードヘルスチェック | あり | 外部サービスに依存 |
通知機能 | 即時通知 |
外部サービスに依存 |
KeeperのBreachWatch®は、ダークウェブで公開されたクレデンシャルを常にスキャンし、ログイン情報が発見されると即座に通知します。これにより、迅速に対策を講じて組織を保護できます。
一方、Bitwardenはパスワードのヘルスレポートを提供しますが、Bitwarden自体には、BreachWatchのようなダークウェブスキャン機能はありません。代わりに、ハッシュ化したパスワードを「Have I Been Pwned」などのサードパーティサービスに送信して確認しているため、サードパーティ製のサービスに信頼を完全に置いてしまっている点にあります。
拡張機能
Keeperは、エンタープライズグレードのパスワード、パスキー、シークレット、特権接続管理の機能や要素が充実しているのに対し、Bitwardenは必要な機能を十分に提供していません。
つまりパスワードマネージャーだけの機能だけなく、幅広い拡張性や機能を備えています。
機能 | Keeper | Bitwarden |
---|---|---|
特権アクセス管理 | あり | なし |
レポートとアラート機能 | 200以上のイベント、リアルタイムアラート | 約60のイベント、アラートなし |
リモート接続管理 | あり | なし |
シークレット管理 | 自動ローテーション対応 | 非対応 |
リモートブラウザ分離 | あり | なし |
例えば、Keeperの高度なレポートおよびアラートモジュール(ARAM)は、200以上の追跡可能なイベントを持ち、高度にカスタマイズ可能なレポートの作成や、ほぼリアルタイムでのアラート送信が可能です。
それに対し、Bitwarden のイベント数はかなり少なくアラート機能もありません。また、Bitwarden は安全なリモート接続管理を提供していないため、ビジネスやエンタープライズグレードに必要な機能を十分に提供していません。
まとめ:自分にあったパスワードマネージャーを選びましょう
Keeperは、セキュリティから使いやすさまで細部に渡って、Bitwardenを上回る点が多くあります。Keeperのパスワード管理ソリューションは、中小企業から大企業まで幅広く対応できる機能を備え、コストパフォーマンスに優れています。豊富なセキュリティ認証を取得しており、データ保護の最高基準を維持しています。
価格としては、Keeperよりも安価な部分が見受けられますが、Bitwardenは十分な機能が充実していない部分が見えます。
全体的なコストと機能のバランスを考慮すると、Keeperがより多くの利点を提供しています。自分のニーズに最適なパスワードマネージャーを見つけることで、効果的なセキュリティ対策を実現することができます。
- 中小企業から大企業までのビジネス用途のパスワードマネージャーとして導入
- 日本語でのサポートや高品質なサポートが必要な個人や企業
- クレデンシャルを外部や組織内、家族内などで詳細に共有設定をしたい場合
まずは、この機会にKeeperパスワードマネージャーの30日間の個人版フリートライアルまたは、14日間のビジネスプランのフリートライアルを試してみてはいかがでしょうか。